開幕戦で早稲田大と流経大が激突した[写真]=JUFA/REIKO IIJIMA
JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦1部 第1節が2日に行われ、開幕戦で早稲田大学と流通経済大学が対戦した。
昨年度王者の早稲田大は、主将の新井純平をはじめ、小林大地、平澤俊輔らが先発出場。一方、昨季4位の流経大は、1年生ルーキーのオビ・パウエルオビンナ、本村武揚、原岡翼、川上開斗の4人をスタメンに名を連ねた。
流経大のキックオフで始まった一戦は、試合開始早々から両チームがロングボールを多用して攻撃を展開。
最初のシュートは早稲田大。3分に相手陣内左サイドでボールを受けた秋山陽介がクロスを上げ、岡田優希が合わせるものの、枠を外れる。つづく5分、ロングボールに抜け出した中山雄希がペナルティーエリア内の左からシュートを放ったが、得点にはつながらなかった。
対する流経大は2トップの一角、ジャーメイン良にボールを集めるが、相手DFの厳しいマークにあい、シュートまで持ち込めない。13分にピッチ中央の右で得たFKを相澤祥太がペナルティーエリア内に放り込む。桜井将司の落としに、塚川孝輝が反応してシュートを放ったものの、枠をとらえられない。
早稲田大が徐々にボールを動かし始める。25分に秋山がドリブル突破からシュートを放つものの、ゴール右上に外れる。一方の流経大は33分、ペナルティーエリア内でボールを受けたジャーメインが相手に体を預けながら反転シュート。ポストに直撃し、これも得点には至らなかった。
38分、早稲田大が反撃。相手の裏に抜けだした中山のシュートは、パウエルオビンナの正面。弾いたボールに平澤が詰めるが、バーに阻まれ、ゴールならず。
前半終了間際の44分に早稲田大が先制に成功する。左サイド前方でボールを持った秋山のクロスに、ゴール前でフリーとなっていた中山がヘディングシュート。早稲田大の1点リードで前半を折り返した。
流経大は後半開始から、川上に代えて渡邊新太を投入。原岡が左サイドに入り、渡邊が右サイドに入った。4分、本村が相手陣内に侵入し、グラウンダーのクロスを上げてチャンスを演出。しかし、ゴールを奪うことはできない。
すると60分、早稲田大が追加点を決める。ペナルティーエリア内でボールをキープした中山が相手DFを振りきり、シュート。低い弾道のシュートはゴール右隅に決まり、リードを2点に広げた。
75分に原岡がペナルティーエリア手前でボールを受けると、左サイドを駆けあがったフリーの小池にパス。グラウンダーのシュートは、GK後藤雅明が弾き、CKに逃れる。さらに79分、ボランチの相澤がゴール中央からミドルシュートを放ったが、ゴール右に外れる。2点ビハインドの流経大が得点を奪いにいく。
その後も両チームが決定機を作りながらも、ゴールは決まらず、早稲田大が2-0で完封勝利を収めた。
第2節で早稲田大は順天堂大学、流経大は国士舘大学と対戦する。