開幕戦で慶應大と明治大が対戦[写真]=JUFA/REIKO IIJIMA
JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦1部 第1節が2日に行われ、明治大学と慶應義塾大学が対戦した。
昨年度2位の明治大は、和泉竜司(名古屋グランパス)ら主力の多くが抜け、服部一輝や小出悠太、岩田拓也が先発出場。一方、昨年3位の慶応大は、ルーキーのGK上田朝都がスタメンに名を連ね、宮地元貴、望月大知、溝渕雄志ら4年生を中心としたメンバーでスタートした。
両チームがチャンスを作る中、15分に明治大が先制点を奪う。ペナルティーエリア左外でFKを得ると、道渕諒平のキックに岸本英陣がダイビングヘッドで押し込み、ゴールネットを揺らした。
さらに前半アディショナルタイムには、ペナルティーエリア内で慶應大の豊川功治が丹羽詩温を倒し、一発退場。そこで得たPKを丹羽が決め、明治大の2点リードで前半を折り返す。数的不利となった慶応大は、後半から加瀬澤力に代えて、増田皓夫を投入。
しかし、明治大の攻撃はつづく。68分に岸本が左サイドを突破し、CKを獲得。道渕の蹴ったボールに鳥海晃司がヘディングシュート。一度はGKに阻まれるが、こぼれ球に岩田拓也が反応し、明治大が追加点を奪う。
リードを3点に広げた明治大は73分、道渕を下げて、FC東京U-18出身の1年生FW佐藤亮を投入。直後の75分、左サイド前方でボールを受けた佐藤は、ドリブル突破から豪快なロングシュート。枠を大きく外したものの、攻めの姿勢を貫く。
対する慶應大は山本哲平に代えて、矢野峻寛を投入。反撃に出るが、数的不利な状況からか、シュートまで持ちこめない時間が続く。
試合はそのまま終了し、明治大が3-0で勝利を収めた。第2節で明治大は法政大学と、慶應大は1部復帰を果たした筑波大学と対戦する。
【得点者】
15分 1-0 岸本英陣(明治大学)
45+2分 2-0 丹羽詩温(明治大学)
68分 3ー0 岩田拓也(明治大学)