先制ゴールを喜ぶ早稲田大の選手たち [写真]=内藤悠史
JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦1部 第4節が23日に行われ、東区夢の島競技場の第二試合では早稲田大学と日本体育大学が対戦した。
連覇を目指す早稲田大は開幕3試合で2勝1分けと上々のスタート。開幕2連勝を果たした後、前節の国士舘大戦では開始1分足らずで先制を許す苦しい展開となったが、MF小林大地の同点ゴールで1-1の引き分けに持ち込んだ。一方の日本体育大は1部復帰1年目の今シーズン、開幕2連敗と不本意なスタートとなった。前節は桐蔭横浜大を相手に先制を許したが、終了間際にFW平川元樹が同点ゴールを決め、1-1の引き分け。1部復帰後初の勝ち点を手にした。
青空に恵まれ、日差しが差し込む中で行われた一戦。前半は拮抗した展開で、互いにゴールネットを揺らすことができずに終盤へ突入した。日本体育大は40分、左サイドからのクロスに反応したMF川戸大樹がファーサイドで合わせたが、ボレーシュートは枠の上へ。対する早稲田大もアディショナルタイム、MF小林大地の左CKにDF飯泉涼矢が反応。打点の高いヘディングシュートで枠を捉えたが、GK長谷川洸の好セーブに阻まれ、均衡を破ることはできなかった。前半は0-0で終了した。
後半立ち上がりも互いに決定機を作り出せず、日本体育大の鈴木政一監督は60分までに2選手を交代して活性化を図る。61分には途中出場でピッチに立ったばかりのMF渡邊龍がミドルシュートを枠に飛ばしたが、GK後藤雅明のセーブに遭い、得点とならなかった。
スコアが動いたのは75分だった。早稲田大が敵陣左サイドでFKを得ると、MF相馬勇紀が浮き球を送る。ゴール前で反応したDF熊本雄太がヘディングシュートでゴールネットを揺らした。残り15分時点で早稲田大が先制に成功した。
終盤はオープンな展開となり、日本体育大も果敢に攻勢をかける。88分にはFW岩城雅史が決定的なヘディングシュートを放ったが、GK後藤に阻まれてゴールとはならず。日本体育大は最後まで早稲田大ゴールを割ることができなかった。
試合は1-0で終了。早稲田大が完封勝利を収め、今シーズン3勝目を挙げた。日本体育大は開幕4試合勝ちなしで、1分け3敗となっている。
早稲田大は次節、30日に多摩市立陸上競技場の第二試合で法政大学と対戦。日本体育大は千葉県総合スポーツセンター東総運動場の第一試合で流通経済大と対戦する。
取材・文=内藤悠史
By サッカーキング編集部
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