東京国際大が関東2部優勝と1部復帰を決めた [写真]=内藤悠史
JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦2部 第20節が30日に行われ、古河市立サッカー場の第二試合では東京国際大学と神奈川大学が対戦した。
第19節を終えて12勝6分け1敗、勝ち点42で首位の東京国際大と、同37で2位の神奈川大の対戦。残り3試合で迎えたビッグマッチだ。前日に東京農業大学が中央大学を破って勝ち点を37に伸ばし、3位に浮上。4位の中央大は同35となっている。東京国際大は今節、勝利を収めれば優勝と1部復帰が決まる。
凹凸の目立つピッチで、前半は互いに決定機を作るには至らなかった。中盤でのボディコンタクトの応酬となり、なかなかペースを作れないまま時間が推移。38分に東京国際大のFW町田ブライトが相手DFを背負ったまま力強く反転して放ったボレーは相手GK正面を突き、39分にはFW進昂平はペナルティーエリア内でこぼれ球に反応して左足を振り抜いたが、枠の外へ飛んだ。前半は0-0。互いに譲らず、スコアレスでハーフタイムへ突入した。
迎えた後半、東京国際大は最終ラインの背後への長いボールを多用し、相手を押し込んでいく。そして55分、町田が浮き球に反応して抜け出し、最後は右足シュートを決めた。得点ランキング首位を走る町田にとっては今シーズン14ゴール目。エースの一撃で東京国際大が先制に成功した。
ビハインドを負った神奈川大は63分、MF野沢祐弥がペナルティーエリア右側から右足シュートを放ったものの、GK正面に飛んで同点ゴールとはならず。日差しが差し込む中、試合は残り20分となった。
そして73分、次のゴールも東京国際大のものだった。73分、左サイドからのクロスに反応した進がバックヘッド気味に合わせ、ゴールネットを揺らした。勝利へ近づく追加点で、東京国際大がリードを広げた。
試合は2-0で終了。2トップがゴールを決めた東京国際大が完封勝利を収め、2試合を残して2部優勝を決めた。同校が1部で戦うのは2014年以来となる。
東京国際大の次節は11月5日、東京国際大学坂戸キャンパス第1サッカー場の第二試合で東京農業大との上位対決となる。そして神奈川大は同会場の第一試合で東海大学と対戦する。
【得点者】
1-0 55分 町田ブライト(東京国際大学)
2-0 73分 進昂平(東京国際大学)
取材・文=内藤悠史
By サッカーキング編集部
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