九州共立大、全国大会初勝利！北教大岩見沢校を完封、インカレ初戦突破

　平成28年度 第65回全日本大学サッカー選手権大会（インカレ）の1回戦が7日に各地で行われ、江戸川陸上競技場の第一試合では北海道教育大学岩見沢校（北海道第1代表）と九州共立大学（九州第3代表）が対戦した。

　いよいよ、今季のインカレが開幕した。3年連続6回目の出場となった北海道教育大学岩見沢校は、初戦敗退となった昨季のリベンジを期す。対する九州共立大はインカレ初出場で初戦突破を狙う。夏の総理大臣杯も初出場だったが、1回戦敗退。全国大会初勝利を目指す戦いだ。

　立ち上がりから攻勢をかけたのは九州共立大。8分にMF角康平のゴールで均衡を破り、北海道教育大学岩見沢校を押し込んでいく。前半は1－0で終了。九州共立大が1点リードでハーフタイムを迎えた。

後半キックオフ前、円陣を組む九州共立大　[写真]＝内藤悠史

　後半も九州共立大がボール支配率を高め、サイドを広く使った攻撃で主導権を握った。63分には右サイドからのクロスをゴール前でスルー。オーバーラップしていた左サイドバックの三村康太が強烈なシュートを放つと、枠を取られたボールは相手GKに阻まれた。以降もMF杉田儀斗が直接FKで惜しいシュートを放つなど、追加点を狙っていった。

　終盤は1点を追う北海道教育大学岩見沢校が前線への圧力を強めたが、九州共立大が1点リードを保って試合終了を迎えた。1－0。全国大会初勝利を挙げ、2回戦へと駒を進めた。北海道教育大学岩見沢校は悔しい完封負けで、2年連続の初戦敗退となった。

ドリブル突破を図る九州共立大MF宮本敏広　[写真]＝内藤悠史

　九州共立大は10日の2回戦で、関東王者・総理大臣杯王者の明治大学と対戦する。初戦突破を果たした米山隆一監督は「強いチームだったら、2、3点目を取っていると思う。3－0くらいにしないといけなかった」と後半の決定機逸を課題として挙げつつ、「守備のところはほぼ100パーセント、連動してやってくれた。皆が身体を張ってよく戦ってくれた」と、選手たちを称えていた。

【スコア】
北海道教育大学岩見沢校　0－1　九州共立大学

【得点者】
0－1　8分　角康平（九州共立大学）

取材・文＝内藤悠史