前橋育英がベスト4進出を果たした [写真]=兼子愼一郎
5日、第95回全国高校サッカー選手権大会準々決勝が各地で開催。フクダ電子アリーナで行われた第2試合では、滝川第二(兵庫)と前橋育英(群馬)が対戦した。
3回戦までを終えて13得点無失点と攻守両面で安定した結果を残している滝川第二。一方、前橋育英は2回戦で今夏のインターハイ王者・市立船橋をPK戦の末に撃破するなど粘り強く勝ち上がってきた。
試合が動いたのは21分、ペナルティーエリア内に進入した前橋育英MF長澤昂輝が相手DFに倒され、PKを獲得。これを長澤がしっかりと決め、前橋育英が先制する。
勢いに乗る前橋育英は26分、相手GKのクリアが飯島陸の体に当たり、こぼれ球に詰めるもGKにセーブされる。反撃に出たい滝川第二は30分、高い位置でボールを奪った江口颯がドリブルを仕掛け、シュートまで持ち込んだが大きく枠の上へ。前橋育英が1点をリードして前半を折り返した。
後半に入ると、前橋育英が攻め込む時間帯が続く。11分、左サイドから切れ込んだ飯島が放ったシュートはGKがセーブ。23分にはカウンターから高沢颯がゴールを狙うも、ここもGKに防がれる。
同点に追いつきたい滝川第二だったが36分、キャプテンの今井悠樹がペナルティーエリア内で前橋育英FW人見大地を倒し、PKを与えてしまう。今井はこのプレーで2枚目の警告を受け、退場処分に。前橋育英はこのPKを人見が自ら決め、リードを2点に広げる。
このまま試合は終了し、前橋育英が2-0で勝利。7日に埼玉スタジアム2002で行われる準決勝へ駒を進めた。
By サッカーキング編集部
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