高円宮杯第29回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会の決勝が28日に行われ、サガン鳥栖U-15とFC東京U-15深川が対戦した。
40分ハーフで行われるこの試合。開始早々の2分にスコアが動いた。鳥栖U-15は田中禅が右足でシュートを沈め、先制に成功する。1点のビハインドを負ったFC東京U-15深川も37分に青木友佑が同点ゴールを決め、前半は1-1で終了した。
後半は互いにゴールを奪えず、1-1のまま試合は10分ハーフの延長戦に突入。緊迫した展開が続く中、2点目を奪ったのはFC東京U-15深川だった。96分、FKから最後は常磐亨太が頭で押し込み、ついに試合をひっくり返す。このままFC東京U-15深川の戴冠かと思われた延長後半アディショナルタイム2分、鳥栖U-15は坂口眞汐が劇的な同点弾。2-2に追いつき、決着はPK戦に委ねられた。
両チームとも5人全員が成功して迎えた6人目は、先攻のFC東京U-15深川、後攻の鳥栖U-15ともに失敗。そして7人目、FC東京U-15深川は佐藤恵介のシュートがGKにセーブされ、2人続けての失敗となる。対する鳥栖U-15は新良介がシュートを沈め、大会初優勝を飾った。
これにより、鳥栖U-15は今夏に行われた第32回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会との2冠を達成している。
【スコア】
サガン鳥栖U-15 2-2(PK:6-5) FC東京U-15深川
【得点者】
1-0 2分 田中禅(鳥栖U-15)
1-1 37分 青木友佑(FC東京U-15深川)
1-2 96分 常磐亨太(FC東京U-15深川)
2-2 100+2分 坂口眞汐(鳥栖U-15)
By サッカーキング編集部
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