早稲田大が関東1部復帰1年目で優勝を果たした [写真]=内藤悠史
JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦1部 第20節が10日にフクダ電子アリーナで行われ、首位の早稲田大学が東京国際大学を2-1で破り。2試合を残して優勝を決めた。関東大学リーグ1部制覇は3年ぶりで、最多記録を「27」に更新した。
前節で2位の筑波大学と対戦し、スコアレスドローで終えた早稲田大。2位以下と6ポイントをつけた状態で今節に臨んだ。東京国際大との一戦では開始7分に先制を許したものの、MF相馬勇紀(4年/名古屋グランパス加入内定)、FW岡田優希(4年/FC町田ゼルビア加入内定)の得点で逆転。1点を守り切って3ポイントを獲得した。
そして同時刻キックオフの一戦で、2位の筑波大が流通経済大学と2-2のドロー。2点リードを守り切れず、早稲田大との差が8ポイントに開いた。残り2試合での逆転が不可能となり、早稲田大の優勝が決まった。
筑波大は後半アディショナルタイム4分に失点し、痛恨の引き分けとなった。早稲田大が試合を終えた時点では優勝は決まっていなかったが、相馬がヒーローインタビューを受けている途中に筑波大の失点と引き分けという情報が届いた。相馬はピッチに泣き崩れ、応援席は歓喜に沸いた。
早稲田大は昨季、関東大学リーグ2部を制して1年での1部復帰を決めた。今季は外池大亮新監督の下、前期11試合を9勝1分け1敗と首位独走状態で終えると、後期は1-6での大敗を2度喫する(第12節の明治大学戦、第18節の東洋大学戦)など苦しんだものの、粘り強く勝ち点を積み上げてきた。第20節終了時点での成績は13勝4分け3敗、勝ち点「43」となっている。
なお、早稲田大に敗れた東京国際大は2試合を残して11位以下でのフィニッシュが確定。2部降格が決まっている。
JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦1部 第20節・1日目第2試合終了時点での暫定順位表は以下の通り(桐蔭横浜大学vs東洋大学、明治大学vs駒澤大学は11日に行われる)。
1位 早稲田大学(勝ち点43/得失点差12)◎優勝決定
2位 筑波大学(勝ち点35/得失点差12)
3位 順天堂大学(勝ち点32/得失点差13)
4位 法政大学(勝ち点32/得失点差8)
5位 明治大学(勝ち点29/得失点差15)※1試合未消化
6位 駒澤大学(勝ち点29/得失点差3)※1試合未消化
7位 東洋大学(勝ち点27/得失点差2)※1試合未消化
8位 流通経済大学(勝ち点27/得失点差-9)
9位 専修大学(勝ち点23/得失点差-13)
10位 桐蔭横浜大学(勝ち点22/得失点差-3)※1試合未消化
===========降格==========
11位 東京国際大学(勝ち点15/得失点差-19)※降格決定
12位 国士舘大学(勝ち点12/得失点差-21)※降格決定
By サッカーキング編集部
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