明治大学が3年ぶり5回目の関東大学リーグ1部制覇を決めた [写真]=内藤悠史
JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦1部 第19節が3日、4日に各地で行われ、味の素フィールド西が丘の第二試合では明治大学が順天堂大学と対戦。2-1と勝利を収め、3試合を残して3年ぶり5回目の優勝を決めた。
明治大は第18節を終えて16勝1分け1敗、勝ち点「49」で首位を独走。2位以下に12ポイント差をつけ、今節で勝つか引き分ければ優勝を決めることができる。先発メンバーには、MF安部柊斗(4年/FC東京加入内定)やMF瀬古樹(4年/横浜FC加入内定)、MF森下龍矢(4年/サガン鳥栖加入内定)らが名を連ねた。
前半立ち上がりから拮抗した展開となり、明治大は決定機を作るには至らない。順天堂大はU-22日本代表FW旗手怜央(4年/川崎フロンターレ加入内定)が前線で起点となり、ボールポゼッション率で相手を上回って攻勢をかけた。
均衡を破ったのは明治大。42分、主将FW佐藤亮(4年)がペナルティーエリア左側でボールを持つと、相手DFをかわして左足を振り抜く。強烈なシュートがゴールネットを揺らし、明治大が1-0でハーフタイムを迎えた。
1点リードで後半に臨んだ明治大だが、53分に失点。順天堂大FW塩浜遼(1年)にドリブルシュートを決められ、1-1の同点に追い付かれた。それでも8分後、途中出場のFW狩土名禅(3年)がゴール前の混戦から左足シュートを決めて勝ち越し。終盤にはFW佐藤亮が負傷交代するアクシデントもあったが、最後までリードを守り切った。
試合は2-1で終了。明治大が勝ち点を「52」に伸ばし、3試合を残して優勝を決めた。3年ぶり5回目の関東大学リーグ1部制覇で、2019年度 第43回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメントに続いて2冠獲得となった。
なお明治大は、2017年の筑波大学が樹立した歴代最多勝ち点記録「54」まで2ポイントに迫っている。残りは3試合、記録更新の可能性は十分だ。“歴代最強”の称号を手にすべく、紫紺の王者の歩みは続く。
【得点者】
1-0 40分 佐藤亮(明治大学)
1-1 53分 塩浜遼(順天堂大学)
2-1 61分 狩土名禅(明治大学)
取材・文=内藤悠史
By サッカーキング編集部
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