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ユース教授のインターハイ2015全校紹介 vol.26【鵬翔、長崎南山】

2015.07.27

文・写真=安藤隆人

 夏の風物詩、インターハイが間近に迫ってきた。今年は8月2日から9日まで兵庫県で開催。真夏の王者をかけた決戦を前に、“ユース教授安藤隆人氏が出場全55校を紹介する。

【九州・沖縄】鵬翔(宮崎)2年連続11回目

 2012年度の選手権において、宮崎県勢初の全国制覇を成し遂げたことは、記憶に新しいだろう。青と水色のストライプのユニフォームは、深い伝統を感じる。今年の3年生はこの全国優勝を見て、鵬翔にやってきた選手たち。高妻優二朗(3年)と田原翼(3年)のセンターバックコンビ、かつて興梠慎三(浦和レッズ)も背負っていたエースナンバー13を引き継ぐMF西川隼人(3年)、MF盛田享佑(3年)、甲斐史也(3年)と、憧れを持って門を叩いた彼らが最終学年を迎え、チームの屋台骨となっている。

 今予選では決勝で、最大のライバル・日章学園と激突。毎年のように宮崎の頂点を競い合い、雌雄を決してきたライバルを相手に、西川の決勝ゴールを守りきって1-0の勝利。2年連続11回目のインターハイ出場を決めた。3年生にとって、昨年のインターハイに次ぐ2度目の全国大会。憧れの先輩たちに肩を並べるべく、高い志を持って兵庫の地に乗り込んでくる。

【九州・沖縄】長崎南山(長崎)初出場

 長崎総合科学大附属と国見の2強が有力で、長崎日大が続くと目されていた中で、1回戦から着実に勝ちあがってきた長崎南山が、悲願の全国大会初出場を決めた。準々決勝で長崎日大を1-0、準決勝では国見をPK戦の末に撃破。

 決勝ではこちらも準決勝で長崎総合科学大附属をPK戦の末に撃破してきた創成館と対戦し、2-1の勝利。この試合で2ゴールを決め、勝利に貢献したナンバー10を背負うFW早川祥平(3年)を軸に、初めての全国での躍動を誓う。

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