文・写真=安藤隆人
夏の風物詩、インターハイが迫ってきた。1回戦は8月3日に23試合を実施。開幕を控え、“ユース教授” 安藤隆人氏が初戦全試合の見どころを紹介する。
明秀日立 vs 履正社
総合力では履正社が優位に立つ。関西きってのタレント集団は、田中駿汰と川畑隼人の180センチオーバーのダブルボランチ、トップ下の技巧派・牧野寛太、屈強なFW菅原大空と、強烈な個性を放つアタッカー陣が、バリエーション溢れる崩しを見せる。
明秀日立はこの多彩なアタックをどう凌ぎきれるか。石川慶人と江本光のセンターバックコンビは、上背は無いが、クレバーさと強さを持っており、彼らが束ねるDFラインが、どこまで機能し、矢継ぎ早に裏へと飛び出して来る履正社のアタッカーを捕まえきれるか。ここが勝敗の分かれ道となる。