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全国16校が参加するUACC 2015が開幕、グループリーグ2試合を終えて宮崎日大、浜名などがグループ首位に

2015.08.17

文・写真=森田将義

 全国の注目16校が栄冠を目指す「第8回アンダーアーマーチャレンジカップ2015 SUMMER」が、8月17日に大阪のJ-GREEN堺で開幕。大会初日は4グループに分かれて、グループリーグ2試合を行った。

 グループAの1位に立ったのは2004年に選手権出場経験を持つ湯本(福島)。初戦の宜野湾(沖縄)戦で、逆転勝ちを収めると、2戦目では柏レイソルなどでプレーした元Jリーガーの永井俊太監督が率いる千葉の注目校、柏日体に1-1と善戦。大会2日は首位通過を懸けて、一条高(奈良)と対戦する。初日を無得点で終えた一条も、DF田中海斗が「個人として、チームとして成長するのが今大会の目標。夏から挑戦している、前に出るサッカーに手応えを感じているので、結果を出したい」と口にするように、このままでは終われず白熱した展開になりそうだ。

 グループBは混戦模様を呈している。湘南(神奈川)が初戦の大阪体育大浪商(大阪)を3-0で一蹴すると、「今大会で結果を残し、選手権予選につなげたい」とDF窪田翔が意気込む比叡山(滋賀)も徳島徳島)を4-2で下し、勝点3で並ぶことに。連勝を懸けて行った第2戦の直接対決では、試合開始とともに白熱した攻防が繰り広げられたが、互いにゴールをゆずらず、スコアレスドローに終わった。1位をつかむのはどちらになるだろうか。

「今大会が夏の強化遠征の最後。和倉フェスは5位、宮崎で行ったフェスティバルは準優勝と来ているので、今大会こそは優勝したい」。宮崎日大(宮崎)は、南光太監督の意気込みどおり、好調を維持している。大会当日の朝にフェリーで大阪入りする強行日程ながらも、「夏に言い続けている試合をどう運ぶかという判断が良かった。相手や環境に応じたサッカーができたと思う」(同監督)と評価したように、相手の特徴や天候にうまく適合したサッカーで、慶應(神奈川)に3-0、立命館宇治(京都)に4-1で勝利。明日は全勝を目指し、浦和東と激突する。

 一昨年のインターハイに出場した大阪の実力校、阪南大高は、主力組で挑んだ初戦の国際学院(埼玉)戦は「全くダメだった」(濱田豪監督)と評する内容でドローに終わったが、続いて行った、おかやま山陽(岡山)戦では「こういう時こそ、サブ組ががんばれ」と指揮官にハッパをかけられた控え選手たちが奮闘。前半こそは大雨のピッチに苦しみ、持ち味を出しきれなかったが、後半に大量得点を重ね、終わってみれば9発で大勝した。3戦目はグループDの首位を目指し、2連勝の浜名(静岡)に挑む。

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