文・写真=嵯峨倫寛
8月22日、大会3日目を迎えた「第2回全日本ユース(U-18)フットサル大会」では仙台市体育館で準決勝が行われた。
17時30分から行われた岡山作陽高校(以下作陽)vsPSTCロンドリーナU-18(以下ロンド)は、開始1分、吉森慎斗のゴールでロンドが先制する。対する作陽は押し気味に試合を進め、前半5分の決定機が結果的にオウンゴールとなり同点に追いつく。
ここから試合は一進一退の攻防となるが、前半11分にゴールキーパーのミスを拾った作陽の今川朋睦が押し込み2-1と勝ち越すと、流れは一気に作陽へ傾く。13分に力万雅哉の中央突破からのゴールで突き放すと、15分にも追加点を奪い4-1とする。集中を欠いてしまったかに見えたロンドだが、前半終了間際に藤村涼のゴールで1点を返し前半を終える。
後半ロンドは、逆転を目指すべく高い位置からプレスをかけて作陽ゴールに迫りチャンスを作る。しかし、逆に裏のスペースを使われ力万に再びゴールを許して点差を広げられる。作陽はプレッシャーを受けながらも落ち着いた試合運びを見せる。
直後、ロンドは吉森をゴールキーパーに据えてのパワープレーを開始する。しかし、なかなかシュートの形が作れず、後半18分に作陽ゴールキーパーの橋野司にゴールを許し更に劣勢に。万事休すかと思われたロンドだが、ここから怒涛の反撃に出る。橋野のゴールの直後、野口健吾が決めて1点を返すと、続けざまに藤村がこの試合2ゴール目を決める。そして、残り24秒に森本光輝のゴールでついに1点差に。しかし最後は、エース植松晃都のシュートがブロックされタイムアップ。作陽が逃げ切り、見事決勝進出を決めた。惜しくも敗れたロンドは3位決定戦に回る。
決勝戦の北海道釧路北陽高校vs作陽はゼビオアリーナ仙台で明日13時30分より、三位決定戦のエスパッソU-18vsロンドは同会場で11時より行われる。