文=小川博久(ストライカーデラックス編集部)
前半は、互いにペナルティーエリアで仕事をさせてもらえず、FKやCKでチャンスをうかがう展開。その均衡が破れたのは前半終了間際。大分は、古田武尊がシュート気味のパスを右ヒールでコースを変えて待望の先制点を奪う。
後半に入って、矢板中央は187センチの長身FW森本ヒマンを投入。ロングスローやCKのターゲットとして空中戦を仕掛け、追いあげムードが漂う。そして52分、4度目のロングスローのチャンスで森本がヘディングで同点弾をゲット。
この攻撃が伏線となり、80分の決勝点が生まれる。左CKのチャンスでターゲットの森本と星キョーワァンはファーサイドに走りこむ。しかしボールはニアに送られ、それを真下瑞都が合わせてゴール。接戦を制した矢板中央が逆転で2回戦へと駒を進めた。
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