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聖和学園が7発圧勝…野洲との“技巧派対決”を制す/選手権1回戦

2016.01.02

文=高橋学(ストライカーデラックス編集部)

 試合開始早々から聖和学園高校のドリブル攻撃が火花を散らす。前半13分、谷田光が左サイドからドリブルで持ちこみ先制点を奪うと、ここから怒とうのゴールラッシュ。17分には谷田のシュートのこぼれた球を小池慶尚が押しこみ2-0。続く18分には前線へのパスに抜けだした谷田がドリブルシュートを決め、前半だけで3点差をつけた。

 後半に入っても聖和学園の勢いは衰えず、47分には、釼持雅也がPKを決めて4-0。その後オウンゴールで1点を返されるが、59分には波田野海がドリブルシュートを決め5点目。77分には竹田将起が、試合終了間際には奥野裕斗が決め、大量7得点で圧勝。野洲は相手のドリブルをファウルで止めるのが精いっぱい。チャンスをいくつか作ったものの、それを生かすことができなかった。

(選手・監督コメント)
聖和学園
加見成司監督
 前半はできすぎです。「やったるぞ」という気持ちが強すぎて、オーバーペース気味でした。野洲にはチャンスを作られていて、たまたまゴールに入れられなかっただけです。後半は少し下がりすぎてカウンター気味にしか攻撃にいけませんでした。こんな点数になるとは思っていませんでした。次の試合(青森山田高校戦)はこんなふうにはいかないでしょう。青森山田は高さという武器があります。うちは高さを持っていないので挑戦していきたいと思います。

野洲
山本佳司監督
 初戦の入りが難しかったですね。球際で負けたりしてなかなかかみ合いませんでした。相手のよさを出させてしまい、なかなか決定力も出せず、うちが決め切れませんでした。そのためゲームが苦しくなってしまいました。相手の個人技の力はわかっていたのでボールを高い位置で奪って攻めようと思っていました。リトリートしないように、高い位置を保っていましたが、それが裏目に出てしまいました。
 先取点がほしくてショートパスをつなぎポゼッション率を上げたかったのですが、それがうまくはまらなくて失点してしまいました。それで焦って、カウンターをくらい、さらに失点を重ねてしまいました。

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ストライカーデラックス高校サッカー特集ページ(http://www.soccerstriker.net/html/matchreport/sensyuken94th/sensyuken94th_index.html

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