文=松尾祐希(ストライカーデラックス編集部)
勝負を分けたのは決定力の差だった。
立ちあがりの東福岡高校は中盤の底に入る鍬先祐弥を封じられ、自慢のサイド攻撃が機能しない。それでも、「個で負けるというよりは、個のプライドが強かった」と新潟明訓の加藤潤が話したように、インターハイ王者は徐々に底力を発揮。
前半34分に中村健人の縦パスを受けた餅山大輝がネットを揺らすと、46分にも中村の右CKから餅山のヘディングシュートで加点。67分には餅山がハットトリックとなる3点目を奪って勝負あり。
ゲーム内容は互角だったが、少ないチャンスをモノにした東福岡が3回戦へと駒を進めた。
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