AFC U-19女子選手権中国2015の準決勝が26日に行われ、U-19日本女子代表(ヤングなでしこ)とU-19韓国女子代表が対戦。終始、押し込みながらなかなか得点を挙げられなかったヤングなでしこだったが、82分に小林里歌子が決勝点を奪い、1-0で勝利し、決勝進出を決めた。
ヤングなでしこは同大会3位以上が確定し、2016年10月にパプアニューギニアで行われるFIFA U-20女子ワールドカップの出場権を獲得。U-20女子W杯は2大会ぶりの出場となる。
試合後、チームを率いる高倉麻子監督は、「厳しい試合になることは予想していたので、後半が勝負になることは分かっていました。なかなか点が入らない中で、とにかく自分たちのポゼッションサッカーをやり続けることと、ゴール前で積極的にシュートを狙っていくことを粘り強く繰り返した結果、点が入ったんじゃないかなと思います。選手は90分間、よく戦ってくれたと思います」と、選手にねぎらいの言葉をかけるとともに、「韓国の選手も素晴らしいファイティングスピリットを見せてくれて、非常に拮抗した、いいゲームだったなと思います。守備陣が意識を高く持って、よく凌いでくれたと思います」と、対戦相手への評価も忘れなかった。
また、「(2-3で終えた)中国戦の最後はばたつきましたが、その反省から今日は点を取った後のプレーを非常に大事にしました。選手たちも(中国戦は)自分たちのメンタル面で失点したことをよく分かっていたので、やはり若い選手はひとつ経験を積んで、チームとしてもひとつ成長したのかなと感じます。今日は非常に落ち着いてプレーしてくれたんじゃないかなと思います」と、一戦ごとの選手の成長に目を細めている。
29日に行われる決勝戦では朝鮮民主主義人民共和国と対戦する。