文=川端暁彦 写真=兼子愼一郎
『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』は3日目を迎え、準々決勝4試合と順位決定戦が行われた。
準々決勝に勝ち残ったのはFCバルセロナ、浦和レッドダイヤモンズジュニア、東京都U-12、柏レイソルU-12、名古屋グランパスU-12、RCDエスパニョール、U-12ベトナム代表、そして大宮アルディージャジュニアの8チーム。厳しい予選リーグを戦ってきたチーム同士の試合とあって拮抗したゲームが相次ぐこととなった。
大会3連覇を狙うバルセロナは浦和と対戦。18分に、右サイドのFWバ・ママドウのクロスボールがGKを越えてそのままゴールネットを揺らす幸運な形で先制してペースを握ると、21分にはロングドリブルからのカウンターアタックで左サイドを破り、折り返しを再びバ・ママドウが押し込んで、2-0。浦和も30分にDF萩本雅樹が1点を返したものの、FWムニョスが追加点を決めたバルセロナが3-1で勝ち切った。
このほか、RCDエスパニョールが4-1の大差で名古屋を下し、U-12ベトナム代表は大宮を1-1からのPK戦にまでもつれ込む激闘を制して勝ち残り。また東京都U-12(東京都小学生選抜)が柏をMF山口輝星(三菱養和サッカークラブ調布ジュニア)、FW宮下菖悟(ARTE八王子)のゴールで2-0と退け、日本勢として唯一の4強入りを決めた。
またこの日は惜しくも敗れたチームによる順位決定トーナメントも催され、気持ちを切らさずに戦う選手たちの姿が観られた。準々決勝に敗れたチームによる5位~8位決定戦では大宮がまず名古屋を3-0で破り、最後は浦和との“ダービー”を再び3-0で制して、5位に入った。
予選リーグ3位チームによる9~12位決定戦では、デポルティボ・カミオネーロス(アルゼンチン)との激闘を3-2で制した鹿島アントラーズジュニアが、9位決定戦でもFW綿引海斗らの得点で横浜F・マリノスプライマリーに2-0で快勝。また、予選リーグ4位チームによる13~16位決定戦では、ブレイズ熊本が初戦でグランセナ新潟FCジュニアを粘り強い戦いからFW吉村英隼のゴールで破ると、13位決定戦でもセレッソ大阪U-12にFW廣田勇心と吉村の得点で2-0と快勝。「僕らにとっては1試合1試合が貴重な舞台です」(野元恒兵監督)と語ったブレイズが、確かな足跡を残した。
大会は30日に味の素フィールド西が丘にて準決勝・決勝を行う。
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