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海外挑戦で自信と夢を掴んだ南野「攻撃のところで持ち味を出す」

2015.10.07

 10月8日に行われるロシア・ワールドカップ アジア2次予選のシリア代表戦に向け、日本代表は6日、試合が開催されるオマーンの首都マスカットで練習を行った。この日からチームに合流した代表初選出のFW南野拓実(ザルツブルク)が練習後、記者団の取材に応じている。

 今年1月にセレッソ大阪からオーストリアのザルツブルクへと移籍した南野は、着実に結果を残し代表入りを掴み取った。「自分自身、小さいころからここに来たかった」と夢の実現を喜ぶと「レベルの高い選手たちとやれる楽しさだったり喜びを感じました」と素直に感想を語っている。

 周りの選手とのコミュニケーションについては、「自分からも声をかけたりしましたし、サッカーの話を聞けています」と順調な様子。そして、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督との個人面談は、「まだですね。個別は」と明かした。

 初選出の南野にとってはまず試合に出るためのアピールが必要となる。そのことを理解したうえで、南野は自身の特徴を出していきたいと語っている。

「チャンスがあれば、攻撃のところで持ち味があると思っているので、そこをしっかりと出せればいいかなと思ってます」

 この自信は環境を変えて海外でプレーしていることから得られたもののようで、「チーム(ザルツブルク)でのプレーが(代表に)つながっていると思うので、それはある意味、自信を持ってやっています」とコメント。

 ただ、日中の気温が35度を大きく超えるほどの猛暑には、「慣れないですね(苦笑)。僕のところ(オーストリア)は結構寒いので、重さっていうのは今日感じました」とやや苦しめられている様子をうかがわせた。それでも、「今日しっかり体を動かしましたし、慣れていくと思う。サッカー以外のいろんな環境の難しさはありますけど、それを言い訳にできないですし、その中で自分のできることをしていければいいかなと思います」と強気の姿勢も見せている。

 最後に、代表に呼ばれた要因を問われると、「シンプルに結果が出ていることが一番だと思っていますけど、切り替えの部分だったり、球際だったり、ゴールに早く向かうプレーというのは海外に行ってからレベルアップしたと思っています」と答え、「一番はシュートを打たなアカンなというのをずっと思っていて。それを今シーズンは意図的に狙って、ゴールにつながっているシーンもある。迷わずに打つことが大切だと自分のなかで気づいたので、スムーズにシュートまで行けているのが変わったところかな」とシュートへの強い意識が、夢の実現につながったと述べた。

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