インタビュー・文=高尾太恵子 写真=岩本良介
「軽さ」を求める小林悠(川崎フロンターレ)を驚かせたスパイクとは——。小林が『プーマ』史上最軽量の『evoSPEED』を武器に、巧みな駆け引きで相手を翻ろうする。
この軽さにはかなわない
——愛用されている『evoSPEED』は『プーマ』史上最軽量のスパイクです。初めて手にした印象はいかがでしたか?
小林 この軽さは本当にビックリしますよね(笑)。箱から出した瞬間、思わず「えっ?」って驚きを口にしていました。何十年もスパイクを履いてきた選手が衝撃を受ける軽さはすごいですよ。一度体験してしまうと他のスパイクが重く感じてしまうくらい。この軽さにはかなわないです。
——実際に履いた感触はいかがですか?
小林 履いてみると、さらに軽さを実感しますよ。普通は履いたらすぐに慣れるんですけど、走っている時に「あれ? 今、(スパイクを)履いているよな?」と錯覚するほど(笑)。これは誰もが驚く軽さだと思います。ボールを蹴る時も素足に近い感覚で、スパイクの形や素材に邪魔されない。足のフィット感も良くて、裸足でプレーしている感覚です。
目立つ方が好きなのでうれしい
——スパイク選びで重視している点はどこですか?
小林 やっぱり軽さはこだわりますね。どれだけ蹴りやすくても重いスパイクは履けません。それと『evoSPEED』はスタッドも気に入っています。しっかりと芝をつかむので動きやすいんですよ。
——小林選手の持ち味であるスペースへの飛びだしも後押ししてくれそうですね。
小林 そうですね。一瞬の動きだしにも活きていると思います。足を出す場面でも、他のスパイクに比べてスムーズに出すことができます。相手選手よりも先にボールに触れば、それがゴールにつながることもある。そういう大事な一瞬で力を発揮してくれます。
——ニューカラーのデザインはいかがですか?
小林 カッコいいですね。目立つ方が好きなのでうれしいです。最近の『プーマ』のスパイクは目立つので、僕のおばあちゃんが試合を見に来た時も、すぐに見つけられたそうですし(笑)、このモデルもそれぐらい目立つと思います。