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2得点の活躍も失点を反省、マルチな才能備える東洋大のディフェンスリーダー徳市寛人

2016.09.22

徳市の統率力が守備に安定感をもたらす [写真]=スポーツ東洋

文=豊川拳大(スポーツ東洋

 今季、MFからDFへと主戦場を移した東洋大学の徳市寛人は、18日に行われた朝鮮大学校戦で2得点の活躍を見せ、チームを勝利に導いた。

 チームは4得点を奪い、圧勝と思える試合だったが、ここまでリーグ戦全試合でスタメン出場しているディフェンスリーダーは唯一の失点を悔やんだ。「後期開幕から2試合無失点だった中で、1失点というのはもったいなかった」と反省点を挙げ、あくまでも無失点での勝利にこだわる。しかし、終始朝鮮大の攻撃陣をシャットアウトし、相手に自由を与えなかった。

 決して大柄な体格ではない徳市だが、対人プレーにおいては「相手の特徴を最初につかみながら競り合うようにする」と相手選手のタイプに応じた対応をしている。さらに、去年は守備的MFでの出場が多かったため、ディフェンスのポテンシャルは高い。また、今季はセンターバックだけでなくサイドバックも経験したことで、マルチな才能も備えつつある。

 3試合を消化して失点はわずかに1点のみ。前期リーグとは違い、ここまで勝ちが先行している。「今は良い形だと思うからこれを継続していきたい。本当に続けていくことが昇格につながると思う」とすでに先を見据えていた。高い守備能力を持つ小さな巨人がチームに勝利を呼び込む。

選手のコメントはスポーツ東洋のホームページ(http://sports-toyo.com/news/detail/id/4978)をご覧ください!

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