先制点を決め喜ぶ選手たち [写真]=同志社スポーツアトム
文=西村健汰(同志社スポーツアトム)
関西学生サッカーリーグ前節、関西大学に3-2で勝利し、13試合ぶりの勝ち点3を手にした。今節の相手は7位びわこ成蹊スポーツ大学。夏の総理大臣杯出場チームであり、堅守速攻を得意とする手強い相手だ。
勝利した前節と同じく、松井修平のセットプレーから先制に成功した。序盤からCKを何度か得ていた同志社大は、3本目のチャンスをものにした。11分、松井の右CKを中央で渡邉良太郎が頭で合わせ、最後は金潤求が押し込んだ。直後の14分、びわこ大の右クロスの、同志社大DFのクリアがバーに当たり、あわやオウンゴールというシーンを迎えた。19分、左サイドからびわこ大DFを崩した。奥野滉平が相手を引き付けてヒールパス、それを受けた川本紘平がカットインしてシュート。GKが弾いたこぼれ球に向井が詰めるも、わずかに枠を外れた。次のゴールを奪ったのは、またしても同志社大だった。42分、右サイドから安井修平、金、杉原啓太、金、と細かくつないでエリア内へ侵入。左に流して、走りこんできた向井がシュートを突き刺し、2点目を決めた。
2-0と前節と同じスコアで迎えた後半、前節と同じく立ち上がりに失点した。55分、右サイドからクロスを上げられ、ファーサイドでびわこ大FWがヘディングシュート。一度は白岡ティモシィが防いだが、こぼれをびわこ大FW堂安憂に決められ1点差に。1点差とされてからは、びわこ大が人数をかけて攻めたが、同志社大DF陣は体を張ってゴールを死守した。同志社大に悲劇が訪れたのは86分。川本が相手選手と接触し、頭からの流血で無念の負傷退場。この時点で同志社大はすでに交代カードを使い果たしていたので、残り時間は数的不利のハンデを負うことを強いられた。窮地に立たされたが、選手たちは、「落ち着いてポジショニングを確認しあって、やることを確認した。跳ね返すだけなので、逆にシンプルだった」(松井)と冷静に対応。びわこ大にロングボールを蹴らせ、人数をかけて中を固めてひたすら跳ね返し続けた。10人で守りきり、今季初の連勝を飾った。
次節は立命館大学との同立戦。伝統の一戦を制し、3連勝で流れに乗りたいところだ。
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