積極的に右サイドから仕掛ける松崎 [写真]=藤井圭(スポーツ東洋)
文=土橋岳(スポーツ東洋)
初めての1部での試合。得点こそ取れなかったが、松崎快は何度もチャンスを作り、チームを引っ張った。
「今週になって自分がスタメンだと分かった」と言う松崎だったが、そんなことは一切関係なかった。前半、押し込まれる中でも、右サイドで躍動した。得意のドリブルでチャンスを演出すると同時に、相手のロングボールによって下がっていた最終ラインを上げ、攻守両方でチームに貢献。同じく右サイドの朝妻佑斗との連携も上手くできていた。
後半は2点を追う展開となったが、東洋大学がペースを握る時間が遅く、ボールを持てない。左サイドに移るなどの工夫をして攻撃に絡み得点を奪おうとしたが、結果は無得点。前半のチャンスを得点につなげられなかったことを悔やんだ。
結果を見るとやはり1部と2部に差があるような試合だったが、松崎は差など感じていなかった。「プレッシャーや球際の部分は多少1部の方が上かなとは思うが、慣れたら1部でもやれると思う」と確かな手応えも感じている。次節の相手は昨年のインカレ王者である筑波大学。「試合を見て改めて強いと思った」と今年も強さは健在だが、「ボールをつないで良いサッカーしたい」と意気込む。初勝利へ、その手応えが武器になるのは間違いない。
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