渡邉(右)は攻勢に出る法大を1失点に抑える [写真]=土橋岳
JR東日本カップ2017第91回関東大学サッカーリーグ戦第7節 東洋大学 1-1 法政大学
文=土橋岳
1失点したものの、DF渡邉拓也は安定した守備を見せ、相手にチャンスを与えなかった。
前半から押し込まれる展開が続くが、得点は与えずに折り返す。「前半は0で抑えて後半に勝負を掛けようという気持ちでいた」と想定内の前半だったが後半、法大に先制点を許す。ここ3試合は先制しての勝利だった東洋大。このまま流れを渡してしまう可能性もあったが、「全然負ける感じはしなかった」と前線の選手を信じて守り続けた。するとすぐに前線がその期待に応え同点とする。その後は再び法大に押し込まれるもディフェンス陣が踏ん張り、勝ち点1を持ち帰った。「難しい試合だった」と振り返る渡邉だったが「なんとか後ろが踏ん張って、引き分けにできたのはポジティブに捉えていい」と前を向いた。
「1部のレベルが高い試合になると相手に主導権握られる試合が多くなってきた」と言う通り今季は守備に回る時間が多い。それでも桐蔭横浜大学戦で初の完封勝利を飾ると、それ以降の失点数はわずか2点1部での戦い方は結果に出始めている。今季からスタメンとして全試合に先発している渡邉を古川毅監督も「能力的には非常に高いものを持っている」と評価。しかし同時に「まだまだ彼の能力からしたらやれることは多いと思うし、上を目指して貪欲にやってくれればもっと高い良い評価を得られる」とさらなる活躍に期待した。次節の相手は同じく昨年1部に昇格した東国大。FC東京時代の先輩もいて「個人的にすごいライバル視していて絶対に負けたくない」と力強く語った渡邉。守備から流れをつくり勝利を呼び込む。
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By サッカーキング編集部
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