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11年ぶり国立開催!75回目の“早慶定期戦” 早大が大勝でリーグ戦のリベンジ

2024.08.25

第75回早慶定期戦は早稲田大に軍配 [写真]=野口岳彦

 第75回早慶サッカー定期戦 -早慶クラシコ- presented by アミノバイタルが25日に国立競技場で開催。早稲田大学ア式蹴球部と慶應義塾体育会ソッカー部が対戦した。

 多くの名選手を輩出するなど、歴史ある両校による“ライバル対決”。1950年に神宮外苑競技場で第1回が開催され、1959年から国立霞ヶ丘競技場で毎年開催されてきた。2014年に建て替えのために閉場してからは等々力陸上競技場などで開催されてきたが、早大ア式蹴球部の創部100周年に際して、新しくなった国立競技場に帰ってきての開催となった。

 早稲田大は2023年から同校OBの兵藤慎剛が、慶應大は2024年から同校OBの中町公祐が監督を務めており、横浜F・マリノス元在籍選手同士の対戦という点でも注目を集める。今年度は関東大学サッカーリーグ2部を戦う両校だが、4月に行われたリーグ戦では慶應大が4-1と大勝している。

 10140人が集まった試合は開始3分に動く。ペナルティエリア内左から松尾倫太郎が右足を振り抜き、早稲田大が先制に成功する。失点した慶應大は、27年から横浜FMに加入内定している塩貝健人を中心に、ボールを保持しながらサイドを広く使ってペースを握るがなかなかチャンスは生まれず。早稲田大はショートカウンターなどで追加点をうかがいながら、前半を終えた。

 ハーフタイムに兵藤監督は東簾と駒沢直哉と投入すると采配が的中する。53分、早稲田大はカウンターで一気に慶應大陣内に入ると、右サイドからのグラウンダーのクロスを駒沢が丁寧に右足で決めてリードを広げた。慶應大のビルドアップを中盤で狙っていく早稲田大は67分にもショートカウンターの流れから本保奏希が追加点を獲得する。

 慶應大は前半同様、ボールを支配こそするが、早稲田大ゴールを脅かすには至らず。84分にはまたもカウンターから駒沢がピッチ中央をドリブルで前進し、ラストパスをペナルティエリア内左から林奏太朗が決めて早稲田大が試合を決める。早稲田大が4月のリーグ戦での借りを返すスコアで、4-0と大勝した。

 試合後、兵藤監督は「学生が主体的に活動しながら、両校のOB、OGが関わってくれ、誰一人欠けることなく、この力があったからこそ実現できたと思います。両校とも主体的に活動している部活動ですし、こういう活動を通して、人として成長してもらえればと思いますし、これから社会に旅立つ、日本を引っ張ってもらう人材としても両校は重要な責任を担っていると思いますので、これからもしっかりと頑張ってほしいです。良い歴史を継承しながらも、新しいものにチャレンジし、より良く次の100年につなげていきたいと思います」と、国立競技場での開催を主導した学生たちを労うとともに、ア式蹴球部だけでなく、両校の学生たちにメッセージを送っている。

 両校はリーグ戦では10月に再度対戦をする予定となっている。

By サッカーキング編集部

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