まもなく欧州サッカーの新シーズンが開幕!ファンが待ちわびる瞬間を前に、サッカーキングでは『ファン&ブロガーによる愛するクラブ大展望』を行います!
そのクラブを最も知ると言っても過言ではないファンという存在。彼らは最も愛するクラブをどのように見ているのでしょうか?今シーズンはどのクラブが栄冠を手にするのか。躍進を遂げるクラブは?強豪クラブが抱く不安とは?その答えが、ここに詰まっています!
今回は、昨シーズン、リーグカップを制したリヴァプールをとりあげます。人気ブロガー山羊男さんによる展望です!
文:山羊男
ケニー・ダルグリッシュは愛すべき人でしたが、彼の下では未来の成功は望めず、新たにブレンダン・ロジャースという若き指揮官をメルウッドに迎えました。
ロジャースはいわゆるビッグクラブを率いた経験がない為、経験不足を危惧する声はありますが、経験豊富な監督を持ってきたからといって必ずしも成功が約束されている訳ではないのがフットボール。
私は彼がスウォンジーで見せた才能と野心に期待しつつ、ビッグクラブの重圧に負けない逞しさを持ってくれていることを願っています。
ですが、すぐに結果を求めるのは禁物で成果が出るまでには時間が必要で、サポーターもオーナーもメディアも焦らず忍耐強く見守ることが大切です。
最終目標はもちろんプレミア制覇ですが、まずはチャンピオンズリーグ出場権の奪還が当面の目標でしょう。
そのためにはまずは現有戦力を維持すること。移籍の噂のある選手も何人かいますが、いずれも放出すべきではないでしょう。
と同時に新戦力の獲得も必要です。現時点でボリーニとアレンを獲得したものの、既にカイト、マキシ・ロドリゲス、アウレリオ、ベラミーといった選手がクラブを去っていて、特にサイドの選手層の薄さは深刻です。
スターリング、パチェコ、スソといった若手は積極的に起用していきたいものの彼らにあまり大きな期待を寄せるのは酷なことです。少なくとも1人はサイドの専門職と言える選手を獲得すべきでしょう。
とはいえ、戦力を整えても前述のミッションを達成することは簡単ではありません。マンチェスターの2チームの力は突出していますし、チェルシー、アーセナルも積極的な補強を行なっており、トッテナム、ニューカッスルも侮れません。少なくとも最後まで4位争いを続け、私たちを楽しませてほしい、というのはちょっと消極的ですかね。
まずは開幕してすぐに迎えるマン・シティ、アーセナル、サンダーランド、マン・ユナイテッドの連戦でどの程度の勝ち点を獲得できるかが鍵でしょう。
目指せチャンピオンズリーグ!
この夏、ローマから移籍。
かつて、チェルシー(ユース)、スウォンジーでロジャースと共に仕事をしている。EURO2012ではイタリア代表にも選出され(出場機会なし)代表レベルでも将来が期待されるFW。
ハードワークを厭わず絶好のタイミングでゴール前に顔を出す。先日行われたヨーロッパ・リーグ予選3回戦ではさっそくリヴァプール初&アンフィールド初ゴールを決めている。
トッテナムにも狙われているらしい快速ウィング。
まだ線は細いがそのスピードは抜群。昨シーズンにはファースト・チームデビューを果たしている。
GK:レイナ
DF:ジョンソン、シュクルテル、アッガー、エンリケ
MF:ダウニング、ルーカス、ジェラード、アレン、スアレス
FW:ボリーニ
筆者プロフィール
山羊男
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