南スペイン・アンダルシア地方西部の港町ウエルバ。人口約15万人の小さな町で、スペインのサッカー史が始まった。ウエルバを本拠地とし、1889年に創立された「レクレアティーボ・デ・ウエルバ」。スペイン最古のクラブが今、消滅の危機にある。
2013年にクラブ経営が悪化。2015年にチームはセグンダ・ディビシオンB(3部相当)に降格し、セグンダ・ディビシオン(2部相当)に昇格するために新しい株主を探している。
レクレアティーボのサポーターとウエルバ市民は、クラブ存続、復活のためにサポーター・ファンドの「レクレ・トラスト」(http://recretrust.com/subpaginas.asp?cod=1)を設立。現在、投資者を探しながら様々な対策を講じている。
2015年10月22日に「ウエルバはレクレを応援する!」(Huelva por su Recre)のモットーに1万人以上のサポーターが行進を行い、スペイン全国メディアに取り上げられた。このデモは解決への一歩になったが、クラブは現在少なくとも7億円を必要としている。現在、レクレ・トラストは世界中の投資家(個人や会社)にレクレアティーボのサポートを募っている。