日本人を中心としたカタルーニャ州リーグに参加するサッカークラブ「アルビレックス新潟バルセロナ」。サッカー人、国際人として日本を担う人材へと成長させることを目標としているスペインサッカー留学プログラムで、選手としてプレーをしながら、本場のサッカーを肌で感じ、語学を学び、現地で生活をしている留学生の声をお届けします。今回は現在プログラムに参加中の男女2名に、現在の様子をインタビューしてきました。
【プロフィール】
―――スペイン語学習はいかがですか?
駿人 プログラム開始から半年経って、やっとチームメイトのスペイン人ともスムーズに会話できるようになった感じです。最近は文法や単語を覚えるよりも、実際にスペイン人とのコミュニケーションに時間をかけています。実践あるのみですね。
麗子 1月に入ったくらいから、自分でも話せるという手応えを感じてきました。今はどんどん外に出て話したいです。授業と実際の会話は違うので、なかなか難しい部分もありますが、スムーズに単語などが出てくるようになりました。そうなると吸収が一気に早くなるので、いまは楽しくてしょうがないです。
―――もう1人での生活も大丈夫ですか?
麗子 日常生活やサッカーをやる上では全く問題ないです。いまならどこのチームに移籍しても1人でやれると思います。
駿人 自分はまだもうちょっと、ですね。監督の言っていることの半分くらいは理解できていますが…もう少し時間が必要です。
―――キングスブルック(語学学校)の特徴や感じたことを教えてください
駿人 先生によって特徴があって、話し方もアクセントもそれぞれなので、いろいろな教え方に触れられます。一切英語を使わない先生もいれば、たまに英語で解説してくれる先生もいます。単語や文法から実際のコミュニケーションまで、発言が多いので気を抜けないですし退屈しないです。
麗子 週替りでいろいろな生徒が入ってくるので、多国籍で様々な文化に触れることができます。こちらから要望があればいつでも学校に相談することもできますし、その対応も早い。学校や先生と私たちの距離が近いことが魅力の一つだと思います。毎週月曜日には、「週末の試合どうだった?」と気にしてくれますし、とても暖かい雰囲気ですね。
駿人 先生がみんな陽気で、なんだかハッピーになれますね。バルセロナの太陽みたいに。
―――留学から半年が経過しました。
駿人 海外の厳しい環境に身をおくことで自分を変えたいと思っていました。そういう意味では、積極性がつきました。こちらでは当たり前のことですけど、ウジウジしていたり、不安になっていても誰も助けてくれない。良いと思ったことを躊躇せずに行動に移せるようになりました。これは大きな変化で、自分が変わったことを実感できます。
麗子 私も日々の生活からとても刺激を受けています。サッカー関係者もそうですし、レポーターや通訳などで活躍している日本人女性もいたりして。また、スペインでプレーするようになってからいろいろなサッカー感に触れたことで、改めてサッカーの魅力を感じました。そしてプレーだけではなく、今度はサッカー業界で働きたいと思うようになりましたね。新しい目標ができました。
駿人 確かにバルセロナで活躍している人たちは業界にかかわらずおもしろい人ばかりです。そういった方たちから刺激をもらっています。もっとスペイン語が話せるようになって、スペイン人の友達ももっと増やしたいですね。
―――プログラムも後半に入りましたが、これからやりたいことは何でしょうか?
麗子 将来的には海外で活躍したいと思っているので、そこにつながる活動を意識していきたいです。もちろんサッカーをしっかりやった上で、あとわずかな期間しかないので、しっかりスペイン語を身に付けることですね。最終的にはサッカー業界で活躍したいので、もっともっと人脈を増やしたり経験値を上げて、自分の武器を身につけないといけないと思っています。
駿人 残り半年、サッカーだけでなくイベントもどんどん増えてくるので、積極的に取り組んでいきたいです。もっともっといろんな人に会って、いろいろな考えに触れて。人間として深みのある人になりたいですね。ここでしか得られない経験がたくさんあるので、それを生かせるよう自分を高めていきたいです。
―――お二人とも、それぞれの目標に向かって切磋琢磨しており、とても充実した毎日を過ごしている様子ですね。これからもがんばってください!
By サッカーキング編集部
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