アメリカのニューヨークで現地時間3月16日、『ナイキ』がローンチイベント『イノベーションサミット』を開催した。イベント内ではスパイクの新技術として、泥を弾くソール『ナイキ アンティロッグ トラクション』を発表している。

悪天候時のグラウンドなどでは泥の付着がつきもの。スパイクが重くなったり、滑ったりしてしまう。それを改善するために生まれた『アンティロッグ トラクション』は、素材にポリマーを採用している。
ポリマーは水分を吸収するが、それを3、4パーセントにとどめて、それ以上は水分を通さず表面を滑らかにしてくれる。これにより水はもちろん泥も弾くようになり、ぬかるんだグラウンドでも快適にプレーすることができる。吸収する水分も数グラムに抑えてくれるのでプレーヤーが重さを感じることもないという。

フットボール担当のマックス・ブラウ氏は自信を持ってこう語る。「将来的にはこのテクノロジーをすべてのモデル、さらには他のスポーツにも採り入れていく可能性がある」
ブラウ氏によると、このソールをテスト段階で試し履きしたチアゴ・シウヴァはこう語ったという。「DFが恐れているのはピッチ上で滑ること。その点、このソールは泥が全然つかないので本当にすごい」


By サッカーキング編集部
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