“日本代表”としてグローバルファイナルに挑む高梨起生(左)と波田野海(右) [写真]=NIKE
数々のプロフットボーラーを輩出するワールドクラスのアカデミー組織、ナイキアカデミー。世界中の若者が夢見るこのチームへの加入を懸けた「NIKE MOST WANTED」のグローバルファイナルが現地時間4月28日、フランスサッカー連盟の本拠地、パリのクレールフォンテーヌで幕を開けた。
「NIKE MOST WANTED」とは若き才能を発掘する、世界規模のスカウトプロジェクト。グローバルファイナルには、昨年12月にスタートした国内セレクションを勝ち抜き、“日本代表”となった高梨起生(尚志高→流通経済大)、波田野海(聖和学園高卒)の2人が“日本代表”として参加。4日間にわたるセレクションでナイキアカデミー入りを目指す。
セレクション初日となったこの日は、フランスやイギリス、ドイツなど欧州を中心に世界各国のセレクションを勝ち抜いた39名(28日夜に1名合流予定)がオープニングセレモニーに参加。その後ピッチに移動し、ナイキアカデミーのトレーニングを見学した。
トレーニングを間近で見た高梨と波田野は、「パワーの部分では劣るかもしれませんが、足下の技術ではやれると感じました。その部分については自信を持って臨みたいです(高梨)」、「練習を見た感じでは、自分もやれるのではないかと思いました。(ナイキアカデミーが)やろうとしているサッカーを理解できたので、早くゲームで試してみたいです(波田野)」と自信に満ちた表情で意気込みを語った。
「このプロジェクトを通して、これまで数多くの若い才能を発掘してきました。そして今、我々が求めているのはベストプレーヤーです。ここに入るために努力を重ねてきたと思いますが、入ってからも努力を続けてさらに伸びていってもらいたい。我々は常にポジティブな姿勢で、学ぶ意志を持ったプレーヤーを求めています」
ナイキアカデミーで監督を務めるジョン・グッドマン氏は、オープニングセレモニーでこう語った。昨年は、渡邊凌磨(前橋育英高出身、現インゴルシュタットU−23所属)が日本人として初めて合格し、ナイキアカデミーへの参加権を手にした。今回、彼らも「プロになりたい」という強い意志を貫き、それに続くことができるのか? 2人の挑戦に期待がかかる。
By サッカーキング編集部
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