「その節は、どうもすみませんでした!」
コートジボ・ワールドカップ!
こんにちはコートジボワールのみなさん。ドログバ様、その節は大変申し訳ございませんでした。本人は来ておりませんが、4年前にお掛けしたご迷惑、謹んでお詫び申し上げます。ヤヤ・トゥーレ様、お目にかかれて光栄です。おそらく日本のテレビ中継では、あなたがミドルシュートを撃つたびに「ややとぉーめからのシュート」という心底くだらないダジャレが駆け巡ることになると思いますが、その際は「早野乙」と笑って聞き流してやってください。ラムシ監督、確かあなたは以前パルマなるチームで、日本の中田という選手とご同僚だったかと記憶しております。本人は今サンパウロでカフェを開いておりますので、あとで茶でもしばきに行ってやってください。よろしくお願いいたします。
さて、「●●の楽しみかた」と題しまして、僭越ながら僕なりの心意気などをつづっている本稿ですが、「楽しむ」という意味では15日に控える日本の初戦・コートジボワール戦が最大のチャンスです。
そもそも「楽しむ」とはどういうことか。勝てばもちろん楽しい。しかし、負けたからといって必ずしも楽しくないわけではない。本当に大切なことは勝ち負けではありません。日本語で言えば「感動」。英語で言えばよりわかりやすい「move」。心動かされる瞬間を体験すること、ワクワクやドキドキ、ハラハラやイライラを感じることそのものが「楽しみ」にほかなりません。
心の動きには、歓喜のビッグウェーブもあれば絶望の大渦もあります。大きな落差があります。だが、それがいいのです。平穏で淡々とした日常から離れ、ジェットコースターに乗って走り出す。喜んだり、悔しがったり、ガッツポーズしたり、うなだれたり。その一喜一憂に全力で身を委ねてこそ楽しみも大きくなるだろうと僕は思います。
世間にはいろいろな人がいます。「日本には優勝なんて無理だよ」とか「負けろ、日本。未来のために」とか「3戦全敗」とか言い出す人もいるでしょう。もちろん、敗戦で覚える深い絶望に悦びを感じるのも悪くはない。そう望む人を止めはしません。
しかし、もしも自分が傷つかないように予防線を張っているのであれば、今すぐそれを撤去しませんか。ジェットコースターは一回上にのぼるから高速で走り出すのです。急降下するときが一番心動かされるのです。目一杯上げていきましょう。頂点は高ければ高いほど、いい。
ドーハの悲劇は「初のワールドカップ出場」という歓喜が見えたからこその悲劇であり、ワールドカップ・ドイツ大会は「最強の黄金世代」という希望が見えたからこその悪夢でした。だからこそ激烈な痛みとなって胸に残ったのです。それもまた楽しからずや。
見てごらんなさい、周囲のアラサー・アラフォー世代を。10年も20年も前のことを持ち出して「あの失敗を繰り返してはならない!」とかフガフガしていますよね。彼らは10年も20年も色褪せない、素晴らしい思い出を手にしたのです。有頂天からどん底への墜落という。
そう思えば、どんな結果になってもいいじゃないですか。一番「つまらない」のは、心動かされないように自分の本心を押し殺したり、逆張りで痛みを和らげようとしたりすること。
僕は「楽しむ」ために目一杯上げていきます。
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
(ちょっと怖いですかね?)
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
(気持ち悪いとか言わない!)
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
(さぁご一緒に!)
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
僕は日本代表の優勝を信じるよ!
上げて、上げて、上げまくる。そのほうが絶対に楽しいはずなのです。
幸いにして今回の代表は「上げる」に足る状態が万全整っています。
まず、かつてない個の能力。マンチェスター・ユナイテッド、ACミラン、インテルなど煌びやかなビッグクラブに所属し、欧州チャンピオンズリーグという最高峰の舞台も踏んだ選手たちが多数揃い、日本代表の信頼感は史上最高レベルに高まっています。そして、史上最高レベルの彼らが「優勝する」と宣言しているのです。おおっ、ならば優勝できるかもしれない。うんうん。
それを後押しするように、おそらく日本人でもっともサッカーに精通し、ワールドカップを熟知した人物である岡田武史氏は「客観的には間違いなく1次リーグを突破できるチカラがある」「少なくともコートジボワールとギリシャよりは日本のほうが上」「ゾーンに入れば4強進出の可能性もある」と語っています。岡田氏よりサッカーに精通していると自負のある方は、存分に反論するがよいでしょうが、僕は「なるほどなー」「そうなんやー」「いけるでコレ!」と全面的に岡田氏にノッていくつもりです。
さらに12日の新聞を見て、僕はメディアの方向性も集約されたと手応えを感じました。当日のスポーツニッポンの1面にはこうありました。「失点上等 ザック 攻めダルマ」と。要するに、日本代表に若干の守備の難点があることは承知の上で、それ以上に攻撃面の魅力があるので、攻撃力を活かして攻め抜こうという決意表明です。
これは僕自身もまったく同じ意見であり、有識者らのコメントを見てもアチコチで同様の主張を見受けます。「攻め抜く」という意志で日本がまとまり始めている。かつての代表では守備的に行くか、攻撃的に行くかでチーム内の意見が割れ、結果としてそのギャップを突かれるようなこともあったと言います。しかし、今回に限ってそれはない。終始一貫、攻めダルマ。日本代表は1失点や2失点で揺らぐことはなく、それを後押しするメディア・ファンもまた同様。
この一体感があれば、試合展開によらず時間一杯マックス上げていくことができるはず。
いいですか、今大会の全64試合の中で、日本時間午前10時に始まるのはコレ1試合のみ。ほかは全部深夜から早朝にかけてのキックオフです。日曜日の昼、日本国民の大半が見られるベストな時間設定はコレ1試合のみなのです。決勝まで勝ち上がったとしても、ライブで見守る人数はコートジボワール戦が最大のはずなのです。ここで祭らなければ、いつ祭るのか。上げて、上げて、上げていきましょう。
さて、そんなアゲアゲを一層盛り上げるため、もろもろ準備をしておかなくては。観戦の楽しさを加速させるモノと言えば、何と言っても美味い食べ物と気の置けない仲間です。ひとりで見ても楽しいものなら、みんなで見ればもっと楽しい。しっかり整えていきましょう。
まずドリンク。カフェブームだ何だと言っていますように、結局人間は何かを飲んでいる時間が好きな生き物。サッカー日本代表を応援するなら、当然キリン製品。大人であればキリンビールを飲むしかないでしょう。オススメは「キリン一番搾り日本代表応援スペシャルセット」です。
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缶には主力メンバーとザッケローニ監督の写真がプリントされ、ビールが120分もの時間に渡って冷えたままという魔法のジョッキもついている逸品。僕も早速購入しまして、大会期間中に美味しくいただく予定です。
<日本時間15日午前1時 コロンビアVSギリシャ戦>
●吉田麻也缶
日本の試合で麻也缶を飲んでいると、何となく日本にチョンボが出そうな気がする。ライバルの様子を確認しながら、寝酒として早めに消化。
<日本時間15日午前10時 コートジボワール戦>
●(試合前)長友佑都缶
そっちがアフリカ人ならコッチもアフリカ人だ!ドドンガドンドン太鼓のリズムで景気づけ。
●(前半)岡崎慎司缶
激しい接触をも厭わない勇気。流血しても退くことのないタフネス。万一、4年前の骨折の恨みをドログバさんが引きずっている場合、日本のザキオカがそれを受け止め、華麗に跳ね返す。
●(後半)本田圭佑缶
4年前の快進撃はカメルーンを沈めた本田△弾あればこそ。勝っていようが負けていようが、初戦で一発ズドンと決めてくれ。
<日本時間20日午前7時 ギリシャ戦>
●(前半)遠藤保仁缶
ギリシャ戦と言って思い出すのは2005年のコンフェデレーションズカップ。あのとき日本は1-0で勝ったっけな。お っ、そのときのメンバーがまだ残っているではないか。ゲンをかつぐぞ。
●(後半)今野泰幸缶
特に飲みどころを思いつかなかったので、ガンバつながりで消化。
<日本時間25日午前5時 コロンビア戦>
●(前半)長谷部誠缶
コロンビア戦と言って思い出すのは2003年のコンフェデレーションズカップ。あのとき日本は0-1で負けたっけな。おっ、そのときのメンバーがまだ残っているではないか。ゲンをかつぐぞ…と思ったものの、遠藤缶はもう飲んでしまった。遠藤さん、代表歴長いな。そんな前から居たんかいな。よし、こういうときは便利なキャプテンに代打を頼もう。レストランの予約、メンバーへの声掛け、注文からお会計まで何でも頼める「頼れるキャプテン」だ。
●(後半)川島永嗣缶
コロンビアはなかなかの攻撃力らしいのでゴールキーパーの出番も多そう。2回か3回防いでくれ。いや、できるだけ0点に抑えてくれ。「偶然でもいい!」という願いを神に捧げる一献。
<日本時間29日午前5時 D組2位との対戦>
●ザッケローニ監督缶or香川真司缶or柿谷曜一朗缶
D組から勝ち上がってくるのは、イタリアかイングランドかウルグアイじゃなかろうか。いずれが来てもいいように、この3本を取っておこう。イタリアが来たら攻めダルマ親方を。イングランドが来たら香川ユナイテッドを。ウルグアイが来たらフォルランの知り合いを。相手を飲むつもりで!
<日本時間7月14日午前4時 決勝戦>
●(試合後)内田篤人缶
ついに来たか決勝戦。日本代表が夢の初優勝を決めた最上のひとときに、とっておきの1本を飲み干そう。流した汗と、歓喜の涙の味がするよ。おめでとうウッチー。この味、永遠に忘れない。
さて、酒を飲んだらツマミが欲しくなるのは必定。コンビニに行けば「日本代表ポテトチップス」や「日本代表コーンスナック」や「日本代表ポップコーン」など、さまざまなツマミが用意されています。その中でも、僕が特にオススメしたいのは、ロッテさんとベースボール・マガジン社さんのコラボで生まれた「サッカー応援ウエハースチョコ」。ロッテとベーマガだと完全に野球の匂いしかしませんが、パッケージには香川真司さんや松木安太郎さんが掲載されている、紛れもないサッカー関連商品です。
【駄菓子】100円 サッカー応援ウエハースチョコ(30個入) |
こちら詳しいいきさつは僕のブログ(http://blog.livedoor.jp/vitaminw/archives/53047869.html)のほうで書いておりますので、そちらをご覧いただきたいのですが、僕の家にこのチョコの在庫が大量にキープされているのです。中に入っているシールが目当てで買ったものですが、ウエハースを捨てるわけにもいかないので、何とか在庫を試合中に平らげていきたいのです。ということで、ツマミはこれで決定。
さぁ、食事の準備は整いました。次は仲間です。パブリック・ビューイングに行くとか、スポーツバーに行くとか、友だちがたくさんいるとかなら、まぁ困ることはないでしょう。しかし、世の中には孤独な寂しがり屋がいますよね。僕もそうです。そんな人は文明のチカラを頼りましょう。
定番のオススメはSNS。TwitterやFacebookなどで遠くの誰かとつながり、感想を言い合いながら一緒に試合を観戦するのです。中でもTwitterはワールドカップに合わせて新機能を搭載。応援する国をモチーフとしたアイコン画像を使えたり、ハッシュタグで「#JPN」などと国名を入れると国旗画像がタイムライン上に表示されたりして、気分が出るようになっています。
がんばれ@jfa_samuraiblue代表チーム! #ワールドカップ あなたはどのチームを応援しますか? https://t.co/fMWL8eJyU2 #JPN
— フモフモ編集長 (@fumofumocolumn) 2014, 6月 12
(注:ハッシュタグの国旗画像はツイートの埋め込み機能を使った場合は表示されません)
試合内容にツッコミを入れたり、「あーーーー!!」とか「ゴーーーール!!」とか「吉田ぁぁぁぁぁぁ!!」「あぁぁぁぁ吉田…………」「俺たちの4年間を返してくれ……よしだ……」とか騒いだりすれば、部屋でひとりで見ていても仲間と見ているような気持ちになれる。寂しがり屋にこそSNSはオススメです。
もちろん、コレだけでは不足という向きはあるでしょう。電波が届かない場所に住んでいるというレアケースもあるかもしれません。そんなときにオススメなグッズがあるのです。それさえあればサッカー観戦がめっちゃにぎやかになり、孤独を忘れられるというグッズが。それがバンダイさんから発売されている「熱血トーカーズ」です!
2個セットでお得!【即日発送可15時まで土日OK!】ワールドカップを盛り上げよう!全32種のオリ… |
こちら、ボタンを押すと人形がサッカーの応援コメントをしゃべるという究極のサッカー応援グッズ。ラモス瑠偉タイプとセルジオ越後タイプの2種類があり、それぞれ本人が収録した音声を32種類ずつ話します。ラモスが「冗談ジャナイ!」とキレ、セルジオが「やったー!やったー!やったー!」と大ハシャギする。今を逃したら絶対に再生産されない、と言うかよくGOサインが出たなと唸らされる「ブラジルワールドカップ専用」の逸品です。
試合中、ラモス&セルジオのボタンを押して声援を上げる。それに相槌を打ったり、一緒に騒いだりする。心はレシフェまで飛んで行き、南国の風を感じます。日本代表のいいプレーには「今のプレイは世界的なレベルですね」と賛辞を送ったりと、実用的な使い方もできそうです。
ちなみに、この「熱血トーカーズ」はメーカー希望小売価格2,200円(税別)の商品。僕も早速購入したのですが、何と言うか…地味にいいお値段だったもので…ケチってセルジオ越後さんだけにしてしまいました…。いや、もちろん2本あったほうがベストなのですが「本当に2本もいるかな?」「とりあえず様子を見よう」「両手に持ったら酒が飲めないし」的な抑制も働きまして…。みなさんは、ぜひ2本お買いになるとよいのではないでしょうか…。
以上のような準備を整えれば、孤独で寂しがり屋のアナタの観戦も俄然盛り上がってくるはず。一番搾りの日本代表缶、サッカー応援ウエハースチョコの松木安太郎氏シール、そこにセルジオ越後タイプの熱血トーカーズを並べて、ツイッターをしながら試合を見る。最高の休日になるのではないでしょうか。ぜひ、お試しいただければと思います。
↓よーし!祭の準備は整ったぞ!
ビールよーし、松木よーし、越後よーし!
あとは日本が勝つだけだ!
↓最後に試合予想の代わりにワールドカップtotoを晒しておきますね!
日本がいるC組の試合だけで構成された第701回「mini toto A組」「totoGOAL3」は14日までの発売!
インターネットなら19時00分まで購入可能とのこと!
これが当たったらラモス瑠偉氏の熱血トーカーズも買います!
当たったら!
文・フモフモ編集長 写真・Getty Images
【フモフモ編集長のW杯の楽しみ方】
●フモフモ編集長のW杯開会式の楽しみかた~大島優子の卒業後初仕事で目を覚ます
●コスタリカ戦は「パッとしない」試合が理想!フモフモ編集長の「煙幕を張る7つのポイント」
●『僕、日本代表が優勝したら手術受けるんだ!』レベルまで期待値を上げていく~フモフモ編集長の“壮行試合の正しい見送り方”~