of Schalke of Hertha during the Bundesliga match between FC Schalke 04 and Hertha BSC held at Veltins Arena on October 18, 2014 in Gelsenkirchen, Germany.
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先週行われた第8節、ブンデスリーガはFIFAワールドカップで使用されたバニシング・スプレーが導入され、シャルケのロベルト・ディ・マッテオ監督が初采配となった。ディ・マッテオ監督は現役、イタリア代表でも活躍したMFで、クラブではラツィオ、チェルシーなどに所属。監督ではチェルシーで11-12シーズンの途中に就任。FAカップとUEFAチャンピオンズリーグで優勝を飾っている。
そのディ・マッテオ監督の初陣となった前節のヘルタ・ベルリン戦はシャルケが2-0で勝利。さらにミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグでも、スポルティング(ポルトガル)に4-3で勝ち、新監督は幸先のいいスタートとなった。
そして、内田篤人は新監督でも先発フル出場と信頼は厚い。ヘルタ・ベルリン戦では右サイドからの決定的なスルーパスを通すなど、kicker誌のベスト11に選出される活躍を見せた。日本代表からの引退を示唆している内田だが、アギーレ監督は11月の代表戦に招集したい意向を見せており、こちらの去就も注目されている。
シャルケと対戦するレヴァークーゼンは現在6位。前節、ソン・フンミンが開始9分で2点を奪うと、先日ドイツ代表に初選出されたベララビが追加点を上げ、前半だけで3-0とリード。しかし、後半はシュトゥットガルトに3点を奪われ、後味の悪いドローとなった。
この試合で象徴されるように、攻撃サッカーを信条とするシュミット監督に率いられたレヴァークーゼンは、攻撃力の高さと守備の脆さが同居したチーム。ここまで16得点はバイエルン・ミュンヘンに次いで2位だが、失点は14でブンデスリーガで14位。この試合の鍵はシャルケがレヴァークーゼンの攻撃をどれだけ防げるか。内田にも守備が求められる時間が多くなりそうだ。
マインツは現在、勝ち点14で3位。岡崎慎司の好調が大きい要因となって、ここまで8戦無敗のマインツだが、他にもドルトムントから期限付き移籍のホフマン、U-21スペイン代表のハイロと今季の新加入選手の活躍も見逃せない。今節は5位のヴォルフスブルクと上位対決。ヴォルフスブルクの攻撃を担う、ベルギー代表デブルイネの正確なクロス、FKに気をつけたい。
前節、岡崎はノーゴールで、2ゴールを上げたゲッチェ(バイエルン・ミュンヘン)に得点ランクで逆転され2位となった。今節では得点をあげ、再びランキングトップに返り咲けるのかにも注目したい。