【欧州ベストイレブン】メッシ、クリロナ、イブラ…誰が守備をするんだベストイレブン
■フォーメーション:4-3-3
FW:リオネル・メッシ(バルセロナ)、ズラタン・イブラヒモヴィッチ(パリSG)、クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
MF:ネイマール(バルセロナ)、エデン・アザール(チェルシー)、アンドレア・ピルロ(ユヴェントス)
DF:マリオ・フェルナンデス(CSKAモスクワ)、ラファエル・ヴァラン(レアル・マドリード)、チアゴ・シウヴァ(パリSG)、フィリップ・ラーム(バイエルン)
GK:マヌエル・ノイアー(バイエルン)
バロンドール受賞者のメッシとクリスティアーノ・ロナウドは鉄板だろう。センターフォワードには身体能力では世界一の選手だと個人的に思っているイブラヒモヴィッチを配置した。
アザールはプレーのクオリティもさることながら、子供の名前をカタカナで脇腹にタトゥーを入れているほどの親日家な点も考慮に入れての選出だ。ブラジルの至宝、ネイマールを中盤に置いて、誰が守備をするんだというフォーメーションになってしまったが、中盤の底にはCL決勝進出のユヴェントスの大黒柱、ピルロを置いた。
最終ラインはちょっとひねりを入れて、昨秋の日本戦でセレソンデビューを果たしたCSKAモスクワのサイドバック、マリオ・フェルナンデスを選んだ。彼のポテンシャルは相当なもの。ロシア・ワールドカップで彼のプレーを見たい。レアル・マドリードの期待の若手、ヴァランをセンターバックに置いた。まだ粗削りな選手だが、将来が楽しみだ。ブラジル・ワールドカップでそれぞれブラジル代表とドイツ代表のキャプテンを務めたチアゴ・シウヴァとラームは、キャプテンシーをかっての選出。
ゴールキーパーは11人目のフィールドプレーヤーとして機能できるノイアーを選んだ。
【なんでもベストイレブン】死ぬまでに行っとけ、世界のお勧めスタジアムベストイレブン
■フォーメーション:4-3-3
FW:ヴェストファーレン・シュタディオン(ドイツ)、ウェンブリー・スタジアム(イングランド)、カンプノウ(スペイン)
MF:埼玉スタジアム(日本)、アレーナ・コリンチャンス(ブラジル)、エスタディオ・デ・メスタージャ(スペイン)
DF:クレイヴン・コテージ(イングランド)、サッカーシティ(南アフリカ)、アリアンツ・アレーナ(ドイツ)、札幌ドーム(日本)
GK:エスタディオ・アステカ(メキシコ)
私は、今まで34カ国でサッカーを観戦してきた。せっかくなので、その経験をもとに、世界のお勧めスタジアムベストイレブンを紹介したい。
まず3トップ。左サイドはドルトムントの本拠地であるヴェストファーレン・シュタディオンだ。毎試合、8万人のサポーターでリアルに揺れる熱狂ぶりは、攻撃性に溢れてまさしくアタッカー向き。是非ドルトムントのホーム試合で体感してほしい。右サイドは、バルセロナのカンプノウ。大一番における360度全スタンドで作り上げるコレオグラフィは圧巻だ。
そして、中央にウェンブリーがそびえる。収容人数は9万人で、設備も最新鋭。造りは世界一と言っていい。行われる試合も代表戦やカップ戦決勝というビッグマッチのみで、まさに王道のスタジアム。CFとして存在は圧倒的だ。3トップは規模も知名度も抜群で、豪華なメンツとなっている。
中盤はバランス重視で選んだ。見やすさイコール視野の広さとすれば、3つのスタジアムは見やすさも大きさも兼ね揃えて、攻守に存在感を出せるはず。それぞれに特徴もあり、埼玉スタジアムの“浦和レッズ”の大合唱は世界に誇れ、ブラジル・ワールドカップで新設されたアレーナ・コリンチャンスは、コンパクトにまとまっていた。
肝となるのは、バレンシアのエスタディオ・デ・メスタージャ。過去に見てきた世界中の133カ所で、最もスタンドの傾斜が急なスタジアムだった。足下を見ないで躓いたら、一気に転げ落ちてしまうのではないかというくらい。それこそバレンシアでキャプテンを務め、中盤で相手を潰しまくっていた(ダビド)アルベルダのように、どこか危険な香りも漂っていた。
左サイドバックには、プレミアリーグのフルアムの本拠地であるクレイヴン・コテージを置いた。収容人数は2万5000人ほどだが、ピッチとスタンドの近さに驚く。小さいながら、高い機能性を持つのはまさにサイドバック向き。右サイドには、コンサドーレ札幌のサポーターとして、札幌ドームを入れたい。ピッチとスタンドの遠さは難点だが、世界でも類を見ないサッカーと野球の兼用という特異性は大きな魅力。アウェーチームにとっては左右非対称でやり難いといういやらしさも隠れたポイントと言える。
センターバックには、重厚感のあるスタジアムを選んだ。南アフリカ・ワールドカップのファイナルが行われたヨハネスブルクのサッカーシティは内観、外観ともに素晴らしい。もう一方のバイエルンの本拠地であるアリアンツ・アレーナは、セレブ向けのスタジアムといった雰囲気で高級感に溢れていた。一見すると違いが目立つ両スタジアムだが、実はともに作りは似ていて、守備の要らしくどっしりとした重みのある感じが特徴だ。
最後にGKとして、メキシコシティにあるエスタディオ・アステカをチョイスした。収容人数10万人を超え、マラドーナが5人抜きゴールを決めたスタジアムでもある。とにかく大きさにはど肝を抜かれるが、世界屈指の巨大スタジアムが立ちはだかれば、ゴールを割られる心配もなさそうだ。
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