【欧州ベストイレブン】あの選手を慰留しておけば…。チェルシー愛するタツ選出のベストイレブン
文=タツ
■フォーメーション:4-3-3
GK:ペトル・チェフ(チェルシー)
DF:セサル・アスピリクエタ(チェルシー)、ガリー・ケーヒル(チェルシー)、ジョン・テリー(チェルシー)、ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ(チェルシー)
MF:セスク・ファブレガス(チェルシー)、ダヴィド・ルイス(パリSG)、ネマニャ・マティッチ(チェルシー)
FW:エデン・アザール(チェルシー)、ジエゴ・コスタ(チェルシー)、アリエン・ロッベン(バイエルン)
今年はヨーロッパ最強にチェルシーがなるはずだった…。夏の補強で加わったジエゴ・コスタとセスク・ファブレガスが見事にフィット。死角はなかった。
しかし、これ以上ない陣容で臨んだにもかかわらず、CLでまさかのラウンド16敗退となってしまった。これだけのメンバーをそろえても勝てないことがあるのかと思い知らされた。
チェルシーは、2011-12以来のCL制覇を果たすために、ここまで紆余曲折のメンバー変遷があった。「今年こそ!」というこのメンバーで勝てなかったのだから、もしかしたら今まで放出した選手の中に、慰留しておけばよかった選手がいたのではないか。というコンセプトの元に、“慰留させていれば欧州最強の名をほしいままにしていたであろうチェルシーのベストイレブン”がこの11名だ。
本企画ではきっと色んな人が“寄せ集め”のベストイレブンを組んでくることは想像に難くない。だが、サッカーはチームスポーツであり、団結力なくして勝利はあり得ない。つまり、熟練したチームワークを発揮できるチームこそが最強のベストイレブンを名乗ることができるのだ。だからきっとリアルの世界で戦ったら必ずやこのメンバーが勝つに違いないのである。チェルシー最強! 最強チェルシー!!
【なんでもベストイレブン】365日、いつでも大一番! 2015年版合コンサッカー用語ベストイレブン
女子だ、ワールドカップだ、いや女子ワールドカップだ!
女子サッカー日本代表がカナダの地で、連覇をかけて戦っている最中、一方俺たちのワールドカップ、つまり合コンは2015年も開催され続けているのだ!
俺たちのなでしこは目の前にやってくる。その時のために、まずは基礎用語を押さえつつ、2015年最新の合コンサッカー用語(昨年のはこちら)を学んでいきましょう!
【覚えておきたい合コンサッカー基礎用語】
・監督→幹事
・Aマッチ→合コン
・試合→合コン
・代表招集レター→合コンのお誘いメール
・パス→会話
■フォーメーション:4-4-2
FW:MSN、BBC
MF:ミスターピッチ、100年構想、八百長疑惑、便所マーク
DF:ゲーゲンプレス、セレ女、LINEディフェンス、ジダネスとパボネス
GK:ノイアー
■ノイアー
昨年のブラジルワールドカップでは獅子奮迅の活躍でドイツ代表を世界一に導いた鉄壁のゴールキーパー。ゴールマウスを守るだけでなく、ペナルティーエリアを飛び出して守る守備範囲の広さは、現代的なゴールキーパーの代名詞として語られる。合コンのノイアーとは、『どんなブスでもドンと来い! 守備範囲の広さだけなら誰にも負けない』という男子を指す。「ちょっとあの子は…」と男子全員が敬遠しそうなところも、「ここから先は俺が通さない」と、最後の最後で拾ってくれるそんな逞しい男がノイアーだ。監督(幹事)もノイアーがいれば、自分の好みの女子に集中して試合に臨めるのだ。
■LINEディフェンス
サッカーでは相手をオフサイドにかけつつ、最終ラインをコントロールして守る守備戦術を指す。合コンでは、メッセージアプリ『LINE』のIDの交換タイミングで、女子が「今日ケータイ忘れてきちゃった」と、すっとぼけたことを抜かす守備戦術を指す。また折角LINE IDを交換しても、ブロックされてしまうことも同様に呼ぶ。
■セレ女
2014年のJリーグを席巻した女子と言えばセレ女。イケメン選手を多数擁するセレッソ大阪の練習場には女性サポーターが溢れた。合コンでセレ女と言えば、セレブ女子の略である。つまり金のかかる女性陣を指す。一人2時間9,000円なんていう、結婚式の二次会のような金額と会場での開催にこだわる傾向が強い。チェーン系の居酒屋なんてもってのほか。しかし、セレ女はクラッキ(美人)ぞろいであることも否めない。
■ジダネスとパボネス
スペインのレアル・マドリードが銀河系と呼ばれていたころのチーム強化戦略。毎年大金を払って攻撃的なスーパースターを獲得する一方で、守備の選手は自前の育成組織から昇格させる。合コンではお金があって女性をゲットするのがうまい男性陣をジダネス、経済的にも余裕がなく女性を口説くのが苦手な男性陣をパボネスと呼ぶ。金持ちのジダネスが可愛い子たちと積極的に話している一方、その周りでサラダをとったり、注文したりしているパボネスたちをみると切なくなる。
■ゲーゲンプレス
クロップ監督率いるドルトムントで一躍注目を集めたゲーゲンプレス。攻撃から守への切り替えを一気に行い、前線から猛烈果敢な組織的プレスで相手を圧倒するカウンター戦術だが、合コンでは猛烈に吐くまで飲む戦術を指す。一見、可能性が低そうに思える戦術だが、吐いた時に背中をさすってくれる女子がいれば、それは高確率でカウンターの餌食。優しい女性は断るのも下手なことが多い。『この前は本当に申し訳ありませんでした。どうしてもお詫びをさせてほしい』という誘いでゴールを狙う。
■便所マーク
1974年の西ドイツ・ワールドカップ決勝戦でオランダのヨハン・クライフに対してドイツのベルティー・フォクツがとった『トイレまで付いていく』という徹底したマンマーク。合コンでは狙った女子がトイレに入った瞬間に出口で待ち伏せして一対一を作る戦術のこと。自分はトイレに用がなくてもついていき、女子が出てくるまで待っているストーカー行為だが、確実に一対一のシーンを作れる。
■八百長疑惑
2015年に日本サッカーを襲ったアギーレ監督の八百長疑惑。最終的には日本サッカー協会がアギーレ監督との契約を解消するまでに至った。合コンで八百長疑惑と言えば、一次会から二次会に移動しただけなのに急激に、そして不自然に親密度を高めているカップルを指す。この場合、男子が一次会でその子のお金だけ、机の下からそっと渡している可能性が高いのだ。この八百長は合コンにおいて思いのほか効果が高い。どうしても落としたい女性がいた場合、一度やってみることをお勧めする。ただし、筆者は責任を取らない。
■100年構想
地域におけるスポーツ文化の確立を、サッカーを核として目指す計画。「緑の芝生に覆われたスポーツ施設や広場を作る」という目標を掲げ、未来を見据えた長期スパンの構想である。合コンで100年構想と言えば、未来や夢を語って口説く攻撃戦術を指す。「俺、将来は起業家になるんだ」、「西麻布辺りの高層マンションに引っ越そうと思っているんだ」、「結婚したら奥さんと子供には贅沢させちゃうと思うんだよな」など、単なる見栄っ張りな構想を開陳する男子も少なくない。
■ミスターピッチ
前述の100年構想の「校庭緑地化」を盛り上げるべく誕生したのがミスターピッチ。芝生が擬人化されたその見た目は、緑の体毛に覆われたイエティのよう。合コンでミスターピッチといえば、お酒の入ったピッチャーを一切手放さない男子を指す。特に二次会のカラオケでの出現率が高く、空のグラスを求めて部屋中を歩き回る姿はまさに、オシム監督が評した『水を運ぶ男』ではなく、『酒を運ぶ男』である。もはや女子との交流よりも酒を注ぎ続けることが目的となってしまうこともしばしば。
■MSN
メッシ、スアレス、ネイマールのそれぞれの頭文字をとったバルセロナの強力3トップを指す。合コンでMSNというと、女子の「名刺なーい?」というカウンター攻撃を指す。「俺デザイナーなんだよね」「俺広告代理店なんだよね」「俺マスコミ系なんだよね」と、自分の職を最大限によく見せようと、嘘ではないように説明するも、MSNのカウンター攻撃一発で沈むのが非上場企業系男子である。
■BBC
こちらは、ベイル、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドの頭文字をとったレアル・マドリードの強力スリートップを指す。合コンでは、“ババァCカップ”の意味。「ちょっと年増だけど、Cカップはありそうだしいっか」という酔った男の妥協点。BBCに限ってガードが軽いのが世の常で「朝起きたらさ、ババァだったよ」という悲しい武勇伝で仲間と傷を癒すことになる。
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