提供:ニューバランス フットボール
取材・文:金子裕希 写真:CORACAO 梅原沙織
晴天に恵まれた9月12日土曜日。赤や青の色鮮やかなのぼりやバナーなどに囲まれた大阪のキャプテン翼スタジアム新大阪で、世界屈指のシューズメーカー「ニューバランス」によるスパイク試履イベント「New Balance Football Day」が開催された。
ニューバランスといえば、ランニングシューズやスニーカーというイメージが強いだろうが、今年2月にフットボール界への参入を発表。ベルギー代表MFマルアン・フェライニら世界のトップ選手をはじめ、Jリーグでも鹿島アントラーズの小笠原満男らが契約を結んでいる。そんな同社がキャプテン翼スタジアムをジャックしたスパイク試履イベントには、グループをはじめ、個人フットサルの参加者、たまたま友達に誘われ初めて同スタジアムを訪れた人など、男女問わず様々な人たちが参加。賑やかな雰囲気の中で行われた。
今回用意されたスパイクは、“MAKE CHANCES”がコンセプトの『ビザロ プロ FG』と『ビザロ K-LITE FG』、“TAKE CHANCES”を掲げる『フューロン プロ FG』の3種類。ズラリと並べられたスパイクを前に、スタッフからそれぞれの説明を受け、まず気になる1足の履き心地をミニゲームを通して体験していく。
準備されたミニゲームは「VISAROチャレンジ」と「FURONチャレンジ」の2つ。「VISAROチャレンジ」は、攻守にわたり激しく動き、かつ長短のパスを繰り出しチャンスメークするプレーヤーのための『ビザロ』にちなみ、ドリブルからコート四隅に置かれたミニゴールにシュートするというもの。「FURONチャレンジ」は直線でスピードを出し、チャンスを逃さずゴールを決めるプレーヤーのために開発された『フューロン』に合わせ、ラダーをまたいでシュートするという内容になっていた。
両ゲームともに制限時間30秒で4球すべてのゴールを決めた成功者の中でタイムを競い、その日のトップにはスパイクがプレゼントされるとあって、大盛り上がり。シュートを外し悔しがるシーンも多々見られたり、張り出されていた各チャレンジのベスト5のタイムがどんどん更新されるほど、白熱したものになった。
肝心のスパイクの履き心地については、『ビザロ』、『フューロン』ともに最初に聴こえてきた言葉が「軽い!」ということ。そのほか、『ビザロ』については、「足にフィットしてボールが蹴りやすかったですし、キックのインパクト時が気持ち良かったです」(24歳/学生)、「ボールがよく飛びますね。普段はシュートが速くないのに、思ったよりスピードが出た感じがします」(42歳/音楽教室講師)、「他のメーカーのと違って、中敷きがボコボコしてフィット感があったので新しい感触だなと思いました」(23歳/銀行員)、「黒(ビザロ K-LITE FG)は柔らかくて3種類の中で断トツで蹴りやすかった。ボールコントロールをする際の蹴った時の感触が良かったです」(22歳/大学生)。
『フューロン』については、「インソールがフラットじゃないのかな? 土踏まずのところが良い感じになっていて、走りやすかったです」(26歳/大学職員)、「スパイクっぽくないというか、軽くてフィットする感じでいいですね。ポイントもちょっと違いますし、蹴り心地も良かったです」(42歳/会社員)、「フューロンは中のポイントが高い感じがします。ポイントが芝に食い込みやすそうな、けっこう鋭い形になっているので、芝で踏ん張りが効くと思います」(23歳/銀行員)という感想も聞かれた。
「店頭だったら実際に履いて蹴られないので、こういうイベントがあって良かった」、「自分で買わない限りはスパイクを履いて蹴れないので、思い切りボールを蹴れて良かったですし、こういうイベントは面白かったです」と参加者たちが楽しんだこのイベント。誰でも参加でき、各回先着100名にオリジナルタオルがプレゼントされる「New Balance Football Day」は、今後も新大阪、横浜元町、東京北(王子)のキャプテン翼スタジアムで開催される。