取材・文=波多野友子 写真=小林浩一
今年2月、満を持してサッカー界へと参入したニューバランス。その新スパイクを無料で体感できるイベント“New Balance Football Day”が、9月の大阪を封切りに横浜、東京の3都市で開催されている。今回は、10月17日(土)に横浜で行われたイベントの様子をレポートする。
スタジアム全体がニューバランスカラーに
会場はキャプテン翼スタジアム横浜元町店。心配された雨も昼前にはあがり、時折雲間から太陽が出すほどの好天となった。会場のゲート周辺には、真っ赤なニューバランスののぼりがズラリとはためき、入場者を歓迎するムードが漂う。入り口テントでは、参加特典のニューバランスオリジナルタオルも配布され、来場者のテンションをアップさせた。
この日は、同店で3日間開催されたNew Balance Football Dayの最終日。フットサルトーナメント“SOCCER KING CUP supported by New Balance Football”も同時開催され、サッカーを愛する約100名の選手が集結した。新作スパイク“VISARO(ビザロ)”と“FURON(フューロン)”に足を通すと、選手たちはさっそく2種類のタイムトライアルゲームに挑戦。最高タイムでクリアすると賞品としてスパイクがプレゼントされるということもあり、意気込みも上々だ。
2種類のミニゲームで、スパイクの履き心地をリアルに体感
「MAKE CHANCES~たくらめ~」がコンセプトの“VISARO”チャレンジでは、ゾーンの四隅に設置された小さなゴールに、4球すべてゴールを決めてタイムを競う。「ゴールマウスが小さいので、スピードを意識するとシュートが決まらない」(19歳/学生)と、すべてのゴールを決めきれず次々に脱落する挑戦者たち。
そんな中暫定2位の記録をマークした選手からは、「VISAROのスパイクはフィット感があり、前後のステップが踏みやすかった。ボールタッチもしやすい」(19歳/学生)との声が。また「グリップ力があるので、ロングボールを蹴る際に軸足が安定すると思う」(25歳/会社員)、「ボコボコした特殊な表面加工が心地いい。カーブがつけやすそう」(18歳/学生)など、VISAROの特徴である安定感とグリップ力を賞賛する声が多く聞かれた。
一方、「TAKE CHANCES~きめろ~」がコンセプトの“FURON”チャレンジは、4つのリング状ラダーを連続ステップで踏んだ後、正面のゴールに向けてシュートを打つというゲーム。4回連続で行い、すべてゴールした場合のタイムを競う。「スタッドが鋭く、“走った後すぐ止まる”動作に強い」(19歳/学生)と、FURONの性能に感心していた選手は11秒87と記録を更新。周りから大きな歓声が湧き起こった。
他にも「とにかく軽い。初速で芝をグッと噛んでくれるので、クイックプレーがしやすい」(25歳/会社員)、「ブレにくく、横ステップがスムーズに踏めると感じた」(28歳/自営業)など、軽さやスピードを体感できたという選手が目立った。
大学サッカー強豪校の学生からほぼ初心者の女性まで、幅広いサッカーファンが参加した今回のイベント。「ゲーム形式のプレーは、普段の練習では体験できない。とても新鮮に感じた」(18歳/学生)、「購入しないとここまで思い切りスパイクを試せないので、すばらしいイベントだと思う」(19歳/学生)、「タオルなどの景品が貰えたり、スタッフの方がゲームを盛り上げてくれたり、楽しい雰囲気のなかでプレーができた」(24歳/会社員)など、どの参加者からも笑顔がこぼれる、満足感いっぱいのイベントとなった。このNew Balance Football Dayは、11月7日(土)、14日(土)、28日(土)にキャプテン翼スタジアム東京北店でも開催される予定だ。