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武藤と香川、明暗を分けた「26.09% vs 53.85%」

2015.10.22

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 16日、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、アウェーの地で同代表FW武藤嘉紀のマインツと対戦した。結果はご存知の通り、2-0でドルトムントが勝利を手にしている。

 この一戦はキックオフ前からドイツメディアの注目を集めていた。なぜならユルゲン・クロップ監督の後任としてドルトムント指揮官に就任したトーマス・トゥヘル監督にとって、古巣との初顔合わせになったからである。そして我々日本人にとってもこの対戦カードは、ブンデスリーガ4シーズン目の香川vs新たなヒーロー候補武藤という、非常に興味深い試合でもあった。

 両チーム最初のビッグチャンスは武藤だった。このシーンについてドイツ最多発行部数を誇る大衆紙『ビルト』は、「日本人FW武藤が4メートルの距離からGKロマン・ビュルキをテストしたが、彼は稲妻のような反応で防いだ」と、ドルトムント守護神のプレーを褒め称えたが、しかしマインツの地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』は「FWパブロ・デブラシスとDFピエール・ベングツソンの目を見張るようなコンビネーションがあったが、武藤のヒールキックがドルトムントGKロマン・ビュルキを抜けることはなかった」と、同選手の決定力をわずかながら批判的に描写している。

 武藤に対するサポーターの目はさらに厳しく、『アルゲマイネ・ツァイトゥング』がオンラインで行った読者採点(※1が最高、6が最低)では、右サイドバックのダニエル・ブロジンスキの「4.6」、センターバックのニコ・ブンガートの「4.5」に次いで武藤が低く、「4.3」だった(※ドイツ時間18日19時現在)。上述のチャンスに加え、59分にこぼれ球を押し込めなかったこともあり、低い点数になったのかもしれない。

 しかし採点に関して言えば、香川も決して満足のいくものではなかった。ルール地域の地元メディアのうち、『デア・ヴェステン』紙が香川に与えた採点は「4」。「63分まで目立ったプレーはなし。そしてマインツゴール前でフリーになったがシュートを外した」とし、ドルトムント全選手中最低。また『レヴィーア・シュポルト』誌のオンラインユーザーが付けた平均も「4.5」で、同じくチーム内で最も低かった。

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By サッカーキング編集部

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