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プレミアリーグ放映権が高騰、ベトナム情報通信省が公文書による指導

2015.11.20

プレミアリーグの放映権料は、この20年で急激に高騰している。東南アジアでは、プレミアリーグが圧倒的な人気を誇り、これはベトナムも例外ではないが、年々上昇する放映権料が問題となっており、多くのファンがこのままだと放送が見られなくなるのでは、と懸念している。

ベトナムでは、2002~2004シーズンにベトナム国営テレビ(VTV)がプレミアリーグの放映権販売の代理権を持つESPNスタースポーツ(シンガポール)から90万USD(約11億円)/3季で放映権を購入した。

その後もVTVは、2004~2007シーズンの放映権を約200万USD(約24億円)/同で購入。2007~2010の各シーズンは、ベトナムマルチメディア社(VTC)がESPNスタースポーツから400万USD(約48億円)/同で放映権を獲得した。

2010~2013シーズンは、イタリアの大手広告代理店MP&Silvaがベトナム向け放映権を1100万~1300万USD(約13億~16億円)/同で獲得し、各ベトナム放送局に合わせて約1900万USD(約23億円)で売却した。

2013~2016シーズンは、アメリカのIMGメディアがMP&Silvaとの競争に勝って、ベトナムでの放映権を3500万USD(約43億円)/同で取得。ベトナムメディア向け販売により、4000万VND(約49億円)を売り上げた。

このようにプレミアリーグの放映権は高騰の一途を辿っており、2016~2019シーズンの放映権は7000万USD(約85億円)以上になると見られている。これを問題視したベトナム情報通信省はこのほど、国内の各メディアに対して文書を公布し、プレミアリーグの放映権取得についてはメディア全体でよく話し合い、積極的に購入しないよう求めると共に、特に仲介業者を通じた購入を控えるよう指導した。

記事提供元:ベトナムフットボールダイジェスト

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By アジアサッカー研究所

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