インドネシアのプルタミナサッカースクールで、1月12日(火)から16日(土)にかけ、国際交流基金アジアセンターとJリーグの協力のもと、FC東京育成コーチ陣による短期指導が行われた。
首都ジャカルタの中心部にほど近い、シンプルグ地区にあるプルタミナサッカースクールは、インドネシア国有の石油・ガス公社であるプルタミナが関連するサッカーアカデミーだ。2015年には、日本で行われたJリーグ主催大会にも出場している。
(参考:http://ja.ifaf.asia/news/1313)
FC東京はU-18監督である佐藤一樹氏を中心として、プルタミナのU-18、U-16チームに対しての指導を実施した。5日間の日程の間にジャカルタで爆弾テロ事件が発生し、14日(木)は指導が行われなかったが、アカデミーは短期で体系的に組み立てられた練習メニューを集中的にこなして、週末には大学サッカー部との練習試合も組まれた。
指導に当たった佐藤監督は、「インドネシアの選手はテクニックに優れている印象。将来的にJリーグでプレーできそうな、能力に優れた選手もいる。実際に活躍するには、日本に上手く順応できるかどうかが鍵だ。」と語り、インドネシアのサッカーに対し潜在的な能力の高さを感じていた。
現在FIFAによるインドネシアサッカー協会の活動制限が継続中で、日本とインドネシアでのクラブ間交流は実施できないが、トップチームを持たないプライベートアカデミーへの指導はこの活動制限に該当しない。国際交流が制限される中で、インドネシアでは育成年代の強化が不安視されており、本活動はこれを一部救済できる意義ある内容といえる。
FC東京によるプルタミナサッカースクールに対しての短期指導は、2月と3月にも継続的に行われる予定。
○FC東京公式ニュース:http://www.fctokyo.co.jp/?p=227094
(アジアサッカー研究所/長谷川)
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http://samurai-fc.asia/
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