【インタビュー】ハーフナー・マイク(ADOデン・ハーグ)「チームで結果を出し続けることが大事」

Dutch Eredivisie - "ADO Den Haag v PEC Zwolle"

今シーズン、フィンランドのHJKヘルシンキからADOデン・ハーグに移籍したハーフナー・マイクは、ここまでオランダ・エールディヴィジで24試合に出場してチームトップの13ゴールを記録。自身のルーツであるオランダの地で復活を遂げたストライカーは日本代表復帰へ静かに闘志を燃やしている。

――今シーズンはエールディヴィジでキャリア最多となる13ゴールを記録していますが、この数字には満足していますか?

ハーフナー 満足はしていないです。僕はFWなので得点ランキングではトップを狙わなくてはいけないと思っています。まだ上がいますので1試合1得点をノルマに試合に臨んでいます。

――ADOに加入してすぐに主力に定着しました。短い時間でチームにフィットできた理由についてご自身はどのように考えていますか?

ハーフナー チームメートが僕の特長を理解してくれているということが一番だと思います。チームメートとのコミュニケーションも問題ないので、常にいい状態で練習ができるし、試合でもプレーしやすいですね。

――ヘンク・フレイザー監督からはどのような役割を求められていますか?

ハーフナー まずはゴールを挙げること。その上で自分の良さをチームで生かすために、人を生かせるようなFWになることが大事だと言われています。

――今シーズンは多くのゴールを挙げていますが、ベストパフォーマンスはどの試合ですか? その理由も含めて教えてください。

ハーフナー ベストパフォーマンスというのは難しいですが、自分の好きなゴールはこのチームに来て初めて決めたゴールですね。(第2節のトゥヴェンテ戦)サイドからのセンタリングに対して良いタイミングでゴール前に入れたので、自分としては納得のゴールでした。

第2節のトゥヴェンテ戦では高い打点のヘッドで初ゴールをマークした

――プレーや技術面で新たに習得しようと取り組んでいることはありますか?

ハーフナー 具体的に取り組んでいることはありませんが、練習への取り組み方や、球際のプレー、ゴール前での集中力は過去よりも考えてプレーしていますね。僕はもう若くて勢いのある選手ではないので、今、自分が持っている武器を生かしながら、一つ一つのプレーの精度を高めることが大事だと思います。

――1月にハーフナー選手の古巣であるフィテッセに太田宏介選手が加入しました。連絡を取り合ったりしていますか?

ハーフナー 連絡を取っていますよ! 食事にも何度か行きました。宏介とは2007年のU-20ワールドカップで一緒のメンバーだったので19歳の頃からの付き合いなんですよ。

――2月のローダ戦後に日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督と直接会ったそうですが、どんな話をしましたか?

ハーフナー いろいろな話をしました。具体的な内容はここでは言えませんが、結果を出せば代表への可能性があるという話はしてくれました。

――ハリルホジッチ監督は欧州視察から帰国した際に「マイク選手の高さを活かせれば、代表にとっても新しいオプションになる」とコメントしましたが、3月のW杯予選に招集される“手応え”はありますか?

ハーフナー 監督がそう言ってくれのはすごくうれしいです。手ごたえがあるかは何とも言えませんが、自分はただチームで結果を出すことが大事で、結果を出し続けることができれば代表にもつながっていくと思います。

高さという武器は現在の代表にとって有効なオプションとなり得る

――3月のW杯予選に招集されたらどんなプレーを見せたいですか?

ハーフナー 代表のFWにはない自分の良さを生かして、どんな形でもゴールできるようなプレーを見せたいですね。

――2016シーズンのJリーグが開幕しましたが、注目しているクラブはありますか?

ハーフナー ヴァンフォーレはお世話になったチームなので頑張ってほしいですね。今でも仲の良い友達が多いので、オフには必ず甲府を訪れています。アットホームな雰囲気のあるチームとサポーター、そして甲府や山梨という土地が好きなので、サッカーやスポーツを楽しんでもらえるような活動を甲府や山梨の皆さん、ぜひ僕と何かできることがないか、ご提案お待ちしております!(笑)

――では、最後に終盤戦に向けての意気込みを聞かせてください。

ハーフナー まだまだチーム、自分の結果には納得はしていないのでひとつでも上の順位になれるように頑張ります!

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