アルゼンチンはクロアチアに敗れ、グループステージ敗退危機に… [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア・グループステージ第2戦が21日に行われ、アルゼンチン代表とクロアチア代表が対戦した。
グループステージ突破に向けてなんとしても勝ち点3がほしいアルゼンチンはシステムを4バックから3バックに変更。ニコラス・オタメンディ、ニコラス・タグリアフィコ、ガブリエル・メルカドが最終ラインを組み、前線にはリオネル・メッシ、セルヒオ・アグエロらが入った。
一方、20年ぶりの決勝トーナメント進出に王手をかけるクロアチアはルカ・モドリッチ、イヴァン・ラキティッチ、マリオ・マンジュキッチらがスターティングメンバーに名を連ねた。
アルゼンチンは30分、左からの折り返しがペナルティエリア中央のエンソ・ペレスに渡ったが、シュートは枠の左へ。対するクロアチアは33分、右からのクロスにマンジュキッチがフリーで飛び込んだが、ヘディングシュートはゴール左へ外れた。互いに決定機を逃し、前半はスコアレスで折り返す。
後半に入り53分、意外な形でスコアが動く。バックパスを受けたアルゼンチンのGKウィリー・カバジェロがキックをミスすると、エリア内に浮いたボールをアンテ・レビッチが右足ボレーで豪快に蹴り込み、クロアチアが先制に成功した。
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ボレーシュートで先制点を決めたレビッチ [写真]=Getty Images
追い込まれたアルゼンチンは54分にアグエロを下げてゴンサロ・イグアイン、56分にエドゥアルド・サルビオを下げてクリスティアン・パボン、68分にはペレスを下げてパウロ・ディバラを投入した。
だが80分、クロアチアはエリア手前でボールを持ったモドリッチがキックフェイントから右足一閃。強烈なミドルシュートがゴール右に突き刺さり、価値ある2点目が決まった。
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ミドルシュートを決めたモドリッチ [写真]=Getty Images
後半アディショナルタイム1分にはラキティッチがダメ押しとなるゴールを決め、クロアチアのリードが3点に広がる。試合はこのまま3-0で終了し、2連勝を飾ったクロアチアが1998年フランス大会以来20年ぶりとなる決勝トーナメント進出を決めた。一方、アルゼンチンは1分け1敗となり、グループステージ敗退の危機に追い込まれている。
第3戦は26日に行われ、アルゼンチンはナイジェリア代表と、クロアチアはアイスランド代表と対戦する。
【得点者】
0-1 53分 アンテ・レビッチ(クロアチア)
0-2 80分 ルカ・モドリッチ(クロアチア)
0-3 90+1分 イヴァン・ラキティッチ(クロアチア)
By サッカーキング編集部
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